肩甲骨ロック≒二軸打法である説明

技術
漫湖公園筋トレ部

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これまでの議論である

1.二軸による斜め方向への投擲
2.肩甲骨外転前傾ロックによる大胸筋出力の最大域※とリリースポイントの接近

の理解が前提となります。

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一軸によるエネルギーの漏出

二軸においては、骨盤と上腕の位相のズレ※が腕の並進運動を強調し、それが腕への力積を増加させ、投擲物ないしパンチに与える運動量を増大させる、と説明しました。

位相差(いそうさ)とは、2つ以上の波(または交流電気信号)を比較したとき、それぞれの山や谷の時間的・位置的なズレのことです。

Gemini

力積

質量m の質点を考えると、時刻$\displaystyle t_{\mathrm {A} }\to t_{\mathrm {B} }$を経たときのその質点に働く力と運動量の変化の関係は、$\displaystyle {\boldsymbol {I}}=m{\boldsymbol {v}}_{\mathrm {B} }-m{\boldsymbol {v}}_{\mathrm {A} }=\int _{t_{\mathrm {A} }}^{t_{\mathrm {B} }}{\boldsymbol {F}}dt$である。

ウィキペディア

次はパンチの終了時におけるエネルギーの漏出を考えます。

「股関節と肩関節の二軸の合成による並進運動の近似」が起こるのは短い時間だけです。

頭の中で下の抽象化した二軸並進運動のパラパラ漫画を動かしてみてください。

骨盤の回転力を上腕の回転力へ変換する効率が悪い場合、つまり、骨盤を回転させすぎた場合、擬似的な並進運動は崩壊し、骨盤の回転は腕の並進への干渉を起こします。

イメージで例えると
波の山が重なれば増幅、山と谷が重なると減衰。

これが股関節と肩関節の回転のリズム(波)でも起こります。

二軸の動きのリズムが合わずに両者の波が干渉しあった場合は、パンチ力は物理的に減衰します。

二軸並進においては、二つの関節の位相差を利用して無理やり並進を近似します。

よって、ある地点から腕を並進運動させていた骨盤の回転運動は、腕を横方向へ引っ張る力へ変わってしまいます。

従って、後述するように、体重移動が大きい場合は、斜め方向へのパンチの射出(二軸打法)が崩壊します。

二軸並進

一軸

上の一軸の黄色のベクトルは、合成されると数理的にcosθ倍されます。

cosθはベクトルの向きが一致(平行)した時に最大で、1となり、この時に合成ベクトルは最大となります。

平行から少しでもズレると、cosθの大きさは1未満となります。すなわち、パンチ力は上記の並進と比較して低下します。

引っ張り打法(体重移動)は二軸を崩壊させます。

小括します。
斜め方向にパンチを打つ二軸でない打法は、エネルギーの漏出によるハンドスピードとパンチ力の低下が起こる。

「体重移動が大切なんじゃないの?」と思っているあなた。

後々述べますが、体重移動による「引っ張り打法」は、成長初期の資源と成長余地が有り余る場合にのみ正当化されます。

熟練するほど運用コストだけが増加する構造があります。

閑話休題。

次は肩甲骨ロックと二軸打法を論理的に接続します。

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