2020-06

技術

パンチを芯で受けない ディフェンスの原則

今回はディフェンスについてです。『あの選手はパンチを芯で受けない』ってよく言いいますけど、それがどうして効果的なのかってことはあまり言及されません。 あまりジムでは教えないけど大切なことについて、フロイド・メイウェザー選手やカネロ・アルバレ...
トレーニング

技術の再現性を高めるための感覚の言語化

感覚の言語化 僕は体性感覚のリズムや細部の身体の連動を必ず細かく言語化するようにしています。感覚は必ず狂うからです。試合ではその狂った感覚を瞬時に正しい位置に戻す必要があります。また、その感覚を言語化すれば、それを深めて強化することができま...
トレーニング

動員する関節を増やせばパフォーマンスは上がる 『SSC』と『運動連鎖』

ウサイン・ボルトの走り すみません...またボルト選手です。世界最速のボルト選手はあらゆる身体の使い方を教えてくれます。以下の記事では背骨のしなりに着目しました。今回は肩甲骨に注目してみます。 背骨のしなりについて 肩の動き この動画の途中...
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運動理論

ムチのようなしなりを起こす 運動連鎖

思った以上に『ブレーキ効果』は反響が大きい。やっぱり皆さん気になりますよね。これは『パンチ力は才能』という誤解(先天的に有利な特性はあります)が広まっているからだと思います。 そういう人には『なら、具体的に何がパンチ力の才能なのか答えてみろ...
戦略

モノマネでは上へ行けない

完璧にロマチェンコ選手を真似出来たらロマチェンコになれるか。残念ながらなれません。 今回はモノマネで終わっていた僕の失敗の話と一緒に何故失敗したのかもお話します。以前成長の戦略について書いた記事に少し通ずるかもしれません。 モノマネは成長段...
技術

速いパンチを打つ方法 脇を絞める

今回は脇を絞めてパンチを打つことの重要性を『角運動量』『慣性モーメント』の側面から解説してみたいと思います。 前提となる知識を先に解説します。 慣性モーメント 『慣性モーメント』とは物体の回転のしにくさ、回転の止めにくさのことです。『慣性』...
運動理論

スピードとパワーに重要な脱力と柔軟性

今回は重心移動とSSCの二つの側面から脱力の重要性についてお話します。まずはSSC、つまり『伸張反射』と『腱の弾性』の側面です。 SSCについて SSCの側面 筋紡錘 人間の筋肉には筋の長さや張力を感知する筋紡錘というセンサーがついています...
選手分析

カネロ・アルバレス vs. ゲンナディ・ゴロフキン Ⅱ 分析

試合分析 第一戦に引き続いて第二戦を見ていきます。初戦は議論を呼ぶ判定だったんです。公式にはドローだったんですが、実際には手数と積極性でゴロフキン選手が勝っていたのではないかとの声も沢山ありました。 僕もゴロフキン選手が勝ったんじゃないかな...
技術

強打の技術 『ブレーキ効果』

僕が『ブレーキ効果』と勝手に読んでいる現象があるんです。 名前を付けると物事を考える上で効率がいいんですよね。 ただ、僕がそう呼んでいるだけなので、今回の話はもしかしたらスポーツでは常識で他の呼び方があるかもしれません。 今回はボクシングに...
選手分析

カネロ・アルバレス vs. ゲンナディ・ゴロフキン Ⅰ 分析

アルバレス選手がThe RingのP4P1位にまで駆け上がっていく最初の試合ですね。この試合は当時ミドル級最強と恐れられたゴロフキン選手との3団体統一戦です。 ゴロフキン選手とアルバレス選手の試合、どんな風だったのか改めて分析してみたいと思...
トレーニング

パンチ力アップ 最大筋力を伸ばすトレーニング

最大筋力 最大筋力を高めるとスポーツのパフォーマンスが向上します。今回は具体的に最大筋力を高めるとは何か、そしてその方法についてお話しようと思います。 パンチ力やスピードを上げたい、例えばデービス選手やテオフィモ・ロペス、ゲンナディ・ゴロフ...
選手分析

ノルディーヌ・ウバーリをOPBF王者が分析

バンタム級でドネア選手、リゴンドウ選手、カシメロ選手ときたら残すはこの選手だけです。ウバーリ選手の試合をいくつか見てどんな特徴があるかまとめてみました。比較的最近行われた井上拓真戦と後はフィリピンのアーサー・ビラヌバ(Arthur Vill...