投擲動作とパンチ

技術運動理論選手分析
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テノデーシスアクションと腱固定

また、この時に槍を掴んでいる手首の角度を見てください。背屈しています。

背屈すると指は構造的に握られます。
これはテノデーシスアクションと呼ばれます。

投擲時はテノデーシスアクションに物を握らせています。

背屈すると指が曲がる

また、肘の角度は90°程です。
これは肘の腱固定を利用していると推察できます。

カバンを腕に引っ掛ける時や重い段ボールを持つ時などは肘は90°に無意識に固定されます。それは、その角度で構造的に肘がロックされて楽だからです。

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DIE HARD

握りにも注目です。小指と薬指は楽にして、人差し指と親指を主体として握っています。それは槍投げ以外にも言えることです。

以上の肩甲骨ロックから握りまでの特徴は、野球やテニス、ボクシングなど、様々なスポーツの一流に見られる特徴の共通点であると僕は感じています。

これを妥当な推論だと仮定した場合、以上のアスリートに共通して見られる動きが、彼らに別々に発見されたものだ、と解釈するのには無理を感じます。

彼らには何らかの前提が共有されており、それが結果として上記の彼らの動きを導出しているのだろう、ということです。

運動方程式は入力を決めれば出力が決まります。

複雑系の議論を度外視して単純化するなら、同様のことが人体にも起こっていると考えられます。

つまり、「筋力の配置(入力)」が「技術の現れ方(出力)」を決めているのだろう、と言うことです。

起点は何か

前鋸筋と小胸筋の収縮に伴った肩甲骨の外転前傾が強調された場合は、下のGGGように構造的に上腕が内旋します。

身体能力の高いアスリートは、手の甲を前へ向けて歩くことを何となく知っている人もいるだろうと思います。

前鋸筋と小胸筋の強さが肩甲骨外転前傾を導き、既述の広背筋のねじれ構造に伴う上腕の内旋を導いていると考えられます。

四足歩行から二足歩行へ移行した時の名残りを投擲へ応用した、と推察できます。

また、上腕三頭筋は肩甲骨に付着し、肩甲骨の外転前傾に伴って伸張される構造をしています。

以上より、人体は投擲に最適化されており、アスリートにはその特徴が強く表れている。
つまり、
アスリート≒フィジカルエリート
は投擲動作を強化する前鋸筋、小胸筋が太いと結論できます。

一流に背屈ロックから肩甲骨ロックまでが共通するのは、「前鋸筋と小胸筋の強さ」という前提が共有されているからではないかと。

それが物理的に同じ技術を導いているのだろう、ということです。

以上は「前鋸筋と小胸筋を強くしなければ上手くはなれない」と対偶を取れます。

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