大胆派ボクサーの戦い方 リスクを最小限に抑えてパニックへ陥れる

戦略
戦略

慎重派のための戦い方は記事にしていましたが、大胆派の戦い方も記事にしてみようと思います。

大胆の定義が難しいですが、例えば全盛期のマニー・パッキャオ選手やゲンナディ・ゴロフキン選手、ジョンリエル・カシメロ選手のようにな躊躇のない踏み込み、打ち込みを目指す、またはできる方の参考にしていただければと思います。

慎重派はその緻密さが武器になるとお話しましたが、今回は大胆派の武器からお話しようと思います。

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パニックに陥れる

相手を心理的に動揺させて土俵へ引きずり込むことができます。

大胆な選手の大きな武器はこれです。
普通の選手が躊躇するような状況で飛び込んでいけるということは、そのタイミング自体が相手の意表を突くことになるからです。

このブログでは何度もお話していますが、人間は慣れていない状況には驚き普通はしないミスをします
これは「意識的」に驚いたかどうかではなく、「無意識」が勝手に驚いてしまうということです。

パッキャオ選手は思いっきり躊躇なく踏み込んできます。
カシメロ選手も右を打ち込む時は一切躊躇は見せません。
ゴロフキン選手もジャブを当てた後はフックを躊躇いなく打ち込みます。

大胆であるとは心理的なブレーキが働かないので、力を100%出しきれるということでもあります。
リスクを度外視したタイミングでパニックに陥れたり、大胆だからこそ実現できる破壊力、スピードがあるはず!それを戦略の核に据えるのもいいと思います。

大胆さを強化する

相手にとって大胆さがさらに嫌になる要素を付け加えます。
『次攻撃されたら…』『この重圧から逃げたい…』という弱気な心理を引き出すのです!

しつこさ

大胆な攻撃に慌ててしまって対応が遅れます。
そこから畳みかけていけば、パニックに付け込んでどんどん相手を消耗させることができるはずです。

パッキャオ選手もゴロフキン選手も一度攻めたらしつこい。
相手がパニックから立ち直る余裕を与えません。
考える暇を与えません。

パワー

意表を突いても軽いパンチを「ポンッ」だと相手の動揺を誘えません。
絶対に「ガツン」がいい。
パニックの度合いが違います。
そして、パンチがあるからこそ相手は余裕を失い、力んで動作が遅くなったり、焦って連動をミスするんです
パワーは確実に大胆さを強化する『スキル』です。

すぐ実践できる強打

組み合わせれば相乗効果は高い。
ナバレッテ選手であったりカシメロ選手が典型だと思います。
意表を突いて強打をぶち込み一気にペースを奪う。

すぐできる筋力トレーニング

フェイント

同じことを繰り返していると相手に利用されます。
リズムを常に変化させて相手に覚えさせないようにすべきです。
または、わざと覚えさせて意表を突くとか。

パッキャオ選手は一度止まってもう一度踏み込むステップが得意です。
カシメロ選手は頭のフェイントも使いますね。
パッキャオ選手のように踏み込むリズムを変えて多彩に、またはカシメロ選手のように豪快な頭のフェイントで相手の意表を突きます。

危険性

危険性も当然あります。
普通の選手が飛び込んでいかないタイミングとはつまり、危険が大きいといことです。
熟練した選手ならそのタイミングに合わせてきます。
がら空きの顎にカウンターを打ち込まれる確率も低くはありません。

ファン・マヌエル・マルケス選手がパッキャオ選手が踏み込んできた瞬間に合わせたタイミングなんか分かりやすい。
パッキャオ選手もフェイントをかけていましたが、試合が4度目ともなると読まれました。
そしてドンピシャのタイミングでした。

同じタイミングをフロイド・メイウェザー選手も狙っていたと思います。

何度も何度も同じことを繰り返すと相手は慣れて、タイミングを合わせられるようになります。

まとめ

大胆派ボクサーはリスクをとって踏み込んだらしつこく攻めた方がいい。
何度も何度も同じことを繰り返すと読まれる。

相手の動揺を大きくできるパワーで大胆さは強化できる。

以下少し難易度高めのパンチアップトレーニング。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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