武者修行生活が生む戦略の一貫性と成長のループ

プライベートメンタル

僕は今のやり方に非常に大きな手応えを感じています。

それは自分の信念にのみ従うこと。そして色々なジムで色々な選手とスパーリングをすること。

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信念と対応力

信念に従う

信念が大切なのは、それが戦略の一貫性に繋がるから。

自らの信念に従うことで練習には一貫性が生まれます。僕の現時点での技術や戦略の理念は「楽に強く速く動くとこ」「無駄な動き、手数(ミス)を減らすこと」そして「対応力を身につけること」。これらを基に練習を構築します。
間違えていると感じたらすぐに変更しますので悪しからず。

練習における成長戦略の一貫性は、技やスタイルの無駄を省いてその練度を高めることを助けます。

強くなるための、あるいは弱くしてしまう価値観があるはずと僕は考えていますので、設定するそれには注意を払う必要があります。しかし、闇雲な計画性の無い練習はその成果の確認ができないので、高確率で間違え続けてしまいます。

自分が間違えてしまう可能性を排除しなければ、修整に次ぐ修整により強くなるための価値観を少しづつ引き寄せることができます。

まずは間違いや失敗を恐れず「ボクシングはこうだ!」という自分なりの命題を決めます。それは人生観から導いたものでも観察によって得られたものでも何でも構いません。その真偽は練習で証明します。大切なのは「証明の論理を間違えているかもしれない」「そもそもの命題が間違えているかもしれない」との疑いを常に持つこと。

自分>他人

たくさんの人の意見を聞くことは、自分の誤りに気がつくきっかけとなる大切な行為ではあるのですが、その一方で一貫性を失わせる危険を孕むため、大きな注意を払う必要があります。

僕は自らの信念を簡単に曲げて色々な人の意見を聞きすぎて崩れました。他人の意見を聞く前に自分なりの答えを徹底的に考えなければなりません。

何故なら全ての指導者が本当の熟慮から助言をしてくれるのではないから。助言をする人が常に因果関係を紐解き妥当な論理を組み上げているわけではありません。殆どは原理に目を向けず、現象を語っているだけです。

厳しい言い方ですが、彼らは助言という行為によりマウントを取りたいだけ。自分の正しさを証明するために貴方の正しさを抑圧してきます。彼らは真偽不明の常識を押し付けて満足してしまう人達なのです。

そんな人達にあなたの信念を侵させてしまえば、あなたの技術や戦略のシステムは一貫性を失いガタガタに崩れていきます。

対応力=自信

初めての選手とのスパーリングは緊張します。どんなスタイルなのかは手を合わせてみないと分かりません。この時に僕の世界観と価値観の強さが試されます。

僕の世界観、価値観の確からしさを証明するたびに僕は自信を深めます。

このような未知との遭遇を何度も経験し自らの対応力への自信を深めていく内に、僕は「未知の環境、未知の相手に対応できる」という自負こそが、いわゆる自信の正体なのではないかと考えるようになりました。

「これまで何度も未知を乗り越えてきた、今回も乗り越えられる」というマインドです。

このように自信を定義できると日常が変わります。未知に対する前向きな印象はそれに飛び込む動機として強く働き、様々なことに挑戦させてくれます。そしてその挑戦から得たフィードバックが戦略の修正点を明らかにします。

未知を好む性質は成長の強力な推進力となり、今の生活はその性質を生む源となっています。

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瞑想のやり方

Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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