体重移動打法がパンチを崩壊させる説明

技術運動理論
スポンサーリンク

膝関節によるエネルギーの漏出

体幹が弱い場合は必要な体重移動が長くなる為に構造的に膝が曲がります。

それは運動エネルギーの一部が膝を曲げることに使われることを意味します。

さらに、膝が曲がった場合は構造的にハムストリングスと大臀筋の筋力が低下します。

この場合は脚の骨格を整列させる力(剛性)が失われ、骨盤はブレーキと支えを失います。つまりわざわざ体重移動で調達したエネルギーが上半身の斜め方向への落下として漏出します。
無駄な動作がある上に力の伝達効率も著しく低い。

ハムストリングスと大臀筋は、室伏やチャップマンのような姿勢で構造的に張力が最大化し、伸張性の収縮と腱の弾性を高めます。

さらに、この場合はハムストリングスと大臀筋の張力が地面との強い摩擦を作り出し、かつ大臀筋のSSCによる強力な張力が骨盤の勢いを制止します。

すなわち、終局でブレーキ効果によるダメ押しの加速が起こります。

ハム→アキレス腱→トラス構造→母指球の摩擦

 

体重移動論

非効率な体重移動(引っ張り)打法が蔓延した理由は、「人口の大半は弱者」「競技開始の初期は成長余地とリソースが有り余る」「初期は環境からの機敏さへの要請が小さい」が考えられます。

要するに、
低レベル環境が低速な攻防を許す。
低速な攻防は体重移動によるエネルギー調達を正当化する。
の非効率の連鎖反応が起こっていると考えられます。

保育園では泣きわめくことは正当化されます。

空気を読むことを強制する社会では、あえてコストをかけて声を上げることは非効率です。

非効率な環境でのみ正当化される手段が一般化されているだけなので、その外の社会では一切受け入れられません。

同様の論理が体重移動打法論にも敷衍できます。
大半が非効率を許す環境での活動には、非効率な体重移動が生存できる余地があります。

体重移動(引っ張り)打法は、低レベルな環境でのみ正当化される、体幹が弱い個体の苦肉の策です。

力学でひもとく格闘技: 強くなる近道 | 谷本 道哉, 荒川 裕志 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで谷本 道哉, 荒川 裕志の力学でひもとく格闘技: 強くなる近道。アマゾンならポイント還元本が多数。谷本 道哉, 荒川 裕志作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また力学でひもとく格闘技: 強くなる近道もアマゾン配送商品...

コメント

タイトルとURLをコピーしました