

顔面にフックを当てています。
顔面にフックが当たる理由
「よし!顔面にフックだ!」
では上手くいく人以外は上手く行きません。できる人はそうしようと思わずとも当たり前にできることだから。
冒頭の動画を見て「当たり前だろ」と思えないなら、今のあなたはそれをやる前提を備えていません。
強度の低いシャドーボクシングなら意識的にやって真似できても、強度の高い実戦ではできません。
それはボクシングの技術ではなく、踊りの技術です。
また、この手の意識的に技術を獲得しようとする「願い事」の類は、理想を遠ざける論理的な構造があります。
「金持ちになりたい」との願いが体から滲み出る人からは人が離れます。つまり、金が離れます。
強くしてほしいと願う依存心は他人には負担ですから、人は離れていきます。よって強くなれません。
先人の格言。
「願い事には気をつけろ」
「神は助くる者を助く」
「地獄までの道は善意で舗装されている」
イメトレ教には注意してください。
「願えば叶う」「努力すれば叶う」「反復すれば上手くなる」は、「朝ごはんを食うと事故る」くらい、価値のない言葉です。
みんな幸せを願っています。幸せになれた人もなれなかった人も幸せを願います。
イメトレ教はバカから搾取する為の免罪符ビジネスです。


願い事は、あなた操作可能な物理的な実体にまで落とし込む必要があります。
二足歩行の前提(≒筋力)を備えていない赤ちゃんや犬はどんなに願ったところで二足歩行はできません。
井上のフックが顔面に当たるのは、その股関節の強さ故に”必然的に”斜め推進が起こるからです。

股関節ロック
井上が斜めに下がれるのは、股関節主導の動作だから。
股関節主導なのは、腸腰筋内転筋が強く、股関節が強く閉じられている※から。
※股関節ロック

股関節主導の運動を導く前提は膝関節の動作を抑制します。
膝関節は体を真後ろへ押します。
よって、股関節ロックが強い場合は斜めへのバックステップが強調されます。
顔面へのチェックフックは、実戦においては意識してもできません。


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