次に僧帽筋のある背中の反対側、人体の前面にある大胸筋と僧房筋との奇妙な関連性について見ていきます。

フリーで使える適切な画像が探せなかったので、雰囲気だけ。
これは大胸筋です。
筋が入っていますよね。
僧帽筋と同じような付着の仕方で、ねじり込まれるように腕の付け根に付着し、上部、中部、下部繊維の全てが僧帽筋の収縮と同じ方向へ肩関節を回転させる働きがあることが窺えます。

大胸筋全体は、収縮させるとこんな風に肩を回転させるような構造をしています。
これは見方を変えれば肩を上げることで大胸筋の全体の筋繊維の向きが一致することも意味します。
力の向きは上から斜め下へ。
振り下ろすような動作で筋繊維の向きが一致するんです。

丁度、肩関節がこんな角度になると大胸筋の繊維全体の向きが一致するのがご理解いただけると思います。
僧房筋と大胸筋の回転の向きの一致。
これは偶然の一致ではないと思います。
人類における投動作の重要性を物語る構造ではないでしょうか。
背骨と僧帽筋
以上を踏まえた上でさらに踏み込みこんで解説します。
背骨と肩甲骨
少し分かりにくい画像ですが、以下の画像で説明します。

オレンジ色の矢印は背骨を前へ押し出す力だとイメージしてください。
先ほどの僧帽筋を思い出してほしいのですが、背骨が前へ押し出されると背骨に付着している僧帽筋が引っ張られます。
僧帽筋が背骨に引かれることにより、肩甲骨も背骨へ引き寄せられます。

この画像を思い出してください。
背骨が前方へ押され、僧房筋全体が引っ張られるということは僧帽筋により肩甲骨が上方回転を起こすということです。
つまり背骨の伸展により肩腕が上へ持ちあげられる構造があるのではないか?ということです。


コメント