運動の軸

技術運動理論
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体幹の剛体化

下の蘇炳添とボルトの走りを見てください。

脇腹の収縮が起こり、それに伴って頭が左右に振られているのが分かると思います。

運動の軸の形成について説明します。

腰方形筋

接地の直前に腰方形筋と大腰筋を収縮させ(※)、たわみやすい脊椎を骨盤に引きつけています。
※意識的❌️構造的⭕️
体幹の圧縮により軸が形成されると効率よく内外腹斜筋に張力が加えられます。すなわち体幹の捻転能力が向上します。
接地の瞬間に発生する慣性による体の速度の左右差は、腹斜筋群への張力として伝達され、それがSSCを誘発して強力に体幹の捻転を起こす。

脊椎を圧縮して硬くし、変形させようとする床反力に抵抗しながら、半自動的に体幹を捻転させる。まさにピンポン球。

圧縮された体は硬いピンポン球のように強く反発します。

腰方形筋の収縮

例えば、腰方形筋の収縮による脊椎の圧縮は、脊椎のたわみなどのパンチへの干渉を抑えることでパンチ力に寄与します。

井上尚弥のチェックフックにその特徴が強く表れています。

この形は井上の得意形です。頻繁に見ます。

軸の形成

圧縮されて股関節に固定された半身は、その反対の半身を前へ送り出す強固な軸として機能します。

下の画像から左(右)脚から左(右)上半身までが、右(左)腕を前方へ送り出す一本の硬い軸になっているのが分かるはずです。

伸びた脚≒股関節ロック

体幹のロックと軸の形成

ボクシングならワンツーの軌道も同時に生まれる

軸(体幹)がロックできずに振動する場合は、合成される各ベクトルの向きが一致しないので、その分だけエネルギーをロスします。

小括。
腰方形筋による脊椎の側屈で体幹をロックできない場合は、運動の軸が上手く形成できないため、力が体外へ漏出してしまう。

体幹の振動(横ズレ)とベクトルの向きのズレ

イアン・ソープは左右の腰方形筋を収縮させてストロークの軸(ストリームライン)を作り、水の抵抗を受け流しています。

入水時に体幹が柔らかく軸が通らない場合は抵抗が大きくなるので速度が出せません。

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