ウサイン・ボルト

運動理論

身体能力の動物化 前鋸筋スイッチ

最近は股関節おじさんならぬ、肩甲骨おじさんになっています。前鋸筋を利かせると腕の動きがダイレクトに床に伝達されて、全身の連動性が高まるんですよね。僕はマジのガチで、人体の仕組みとして前鋸筋スイッチみたいな論理があるはずと考え始めているんです...
メンタル

”あえて”上手くやろうとしない 勝負におけるマインドセットは「開き直り」

井岡一翔 vs. ドニー・ニエテスから学ぶ! 達人二人の技巧は勉強になりますね。中でも僕は二人のいい感じの脱力感、開き直り感が勉強になりました。 ボルトの言葉にこんなものがあります。「速く走る為には、速く走ろうとしないことだ」 矛盾している...
技術

凝視による自動制御のポテンシャル

凝視の記事へのアクセスが増加していますので、SNSに投降したものをまとめました。 凝視のポテンシャル 以下凝視のポテンシャルが分かりやすい動画を載せて置きます。 彼らジュニア選手に初めに教えたのが凝視。「殺す」って強烈な思いと凝視で自動制御...
技術

スポーツと凝視

目を開いて相手を凝視するのは当たり前と思っている方もいるかもしれませんが、当たり前ではありません。そして意識的に瞼を上げようとしてもダメなんです。 感情が伴っていないと衝撃などの微妙なストレスで瞬きをしてしまいます。 凝視と自動システム 集...
運動理論

股関節筋群の連動 PART2

前回の記事の復習をします。 股関節の筋肉たちの協調を考察していくぜ。 大臀筋と内転筋群の連動 斜めに収縮する大臀筋は股関節の伸展と外転に作用します。 中臀筋は外転(外側に広げる)部位によって屈曲伸展を行う筋肉です。 臀部の筋肉は全体として股...
よもやま話

フォアフット(つま先)フラット(踵)問題

以下のような質問がありましたので引用します。フラットかフォアフットかということですね。つま先が上がって踵で接地することをヒールストライクと呼びます。 これらの分類は「接地の瞬間」におけるもので、ボクシングの「立ち方」の話にヒールストライクを...
よもやま話

マイク・タイソンとデービスの動物的体格

最近育児と仕事で忙しく更新が滞っております。 タイソンの体系って異様ですよね。 何がって、ケツがです。でかすぎる。蜂かよってほどメリハリのある身体をしています。 股関節主導の動き 股関節ファイターは特徴として股関節軸でパンチを打つので、二つ...
運動理論

【股関節】ゴロフキンの強さに迫る PART 5【立体的回転】

今回の記事はゴロフキン選手の右のパンチにおける股関節の使い方を見ていきます。結論から言えば基本姿勢(パワーポジション)では右股関節は『外旋位』。股関節の屈曲で力をタメて、内旋を伴いながら右股関節を伸展させ体幹を介して地面反力を前方へ変換して...
トレーニング

動員する関節を増やせばパフォーマンスは上がる 『SSC』と『運動連鎖』

ウサイン・ボルトの走り すみません...またボルト選手です。世界最速のボルト選手はあらゆる身体の使い方を教えてくれます。以下の記事では背骨のしなりに着目しました。今回は肩甲骨に注目してみます。 背骨のしなりについて 肩の動き この動画の途中...
運動理論

スピードとパワーに重要な脱力と柔軟性

今回は重心移動とSSCの二つの側面から脱力の重要性についてお話します。まずはSSC、つまり『伸張反射』と『腱の弾性』の側面です。 SSCについて SSCの側面 筋紡錘 人間の筋肉には筋の長さや張力を感知する筋紡錘というセンサーがついています...
トレーニング

パンチ力は才能なのか?

今回は『才能とは?』という話をしてみたいと思います。このブログの読者様は人気記事の傾向から競技者、または公式戦は出ないまでもアマチュア競技としてやっている方が多いのかな?と思っています。 このブログの目的は『生体力学』や『運動生理学』『解剖...
トレーニング

パフォーマンスを最大限発揮させる戦略を考える スティフネスor柔軟性、何を戦略の”核”据える?

僕はネット上や本を読んで毎日勉強しています。今回ネット上で面白い記事を発見したんです。 ウサイン・ボルト選手の走りの戦略についてです。陸上短距離界の常識とは違った戦略によって前人未踏の世界記録を樹立しています。 引用:筑波大学陸上研究室 本...