今回は力学に解説を限定しますが、今後は解剖学、生理学の側面も解説します。
数学アレルギー持ちはブラウザバック。
体幹の剛体化
ベクトルには大きさと向きがあります。
物理的な力はベクトルで表されます。
力を与えると物体の運動は始まります。
詳しくは「ベクトル」タグかキーワード検索で探してください。
ベクトル加法
ベクトル: $\boldsymbol{A},\boldsymbol{B}$
なす角:Θ
合成ベクトル:$\|\boldsymbol{C}\|=\sqrt{\|\boldsymbol{A}\|^{2}+\|\boldsymbol{B}\|^{2}+2\|A\|\|B\|COSΘ}$
この式の導出が気になる人はこれとこれをお読みください。
また
0≦COSΘ≦1
よって、時間tにおけるパンチの力の向きが常に一致する場合にパンチ力は最大化される。例えば体幹が振動や横ずれした場合は、パンチ力の総和は小さくなります。
結論。
ベクトルA,Bのなす角がCOS0の時に、すなわちベクトル(力)の向きが完全に一致した時に、すなわち体幹の振動が停止しした時に、すなわち体幹が剛体化した時に、合成ベクトルCのノルム(ベクトルの大きさ)は最大化します。
不安定な体幹
不安定な体幹を振動ないし横ずれする体幹と仮定。


合理的なパンチの方向のイメージ
総和で表現。
$$\mathbf{F} = \sum_{t=1}^{n} \mathbf{f}_t$$
体幹が不安定で振動や横ずれを起こしている場合
体幹が不安定⇒体幹が振動⇒肩(回転軸)が振動⇒$f_{t}$の向きΘがバラバラ⇒合成ベクトルFのノルムが小さくなる⇒パンチが弱くなる
体幹が不安定⇒体幹が振動⇒肩(回転軸)が振動⇒$f_{t}$の向きΘがバラバラ⇒合成ベクトルFのノルムが小さくなる⇒パンチが弱くなる
脊椎は骨盤に突き立てられただけの不安定な構造。簡単に曲がり振動します。

腰方形筋と腸腰筋は脊椎に付着し、それを大腿骨に引きつけて安定させます。


腰方形筋
「体幹が安定する」とは、数学的には合成されるベクトルの向きをCOS0に固定することを意味します。
腰方形筋による脊椎の側屈は、物理的に脊椎の振動を封じます。
胸椎を側屈して体幹を固めたパンチ↓
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