トーレス戦の技術的反省の共有

技術
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試合の反省かつ99%の人がが抱えている非合理な動きについての共有です。

僕はかなり改善されましたので、気にしてないと気が付かなくなってきましたが、後楽園ホールレベルだと100%できていません。僕はかなり気になってしまいます。

文字での表現が難しいのですが、一言で言うと「脇が浮いて股関節から体重が抜けしまう動作」です。前鋸筋で肩甲骨を強く動かせないことが主な原因と考えています。この状態でパンチの動作を強く行おうとすると、”パンチのような動き”で代償してしまいます。あくまでもパンチに見えるだけなので力は出せません。

背中(前鋸筋、小胸筋)の力が抜けて体を持ち上がってしまう癖が強いと、体の力が外に逃げてしまうので腕のスピードとパワーが実現できませんし、動くたびにバランスが崩れるのでディフェンスも難しくなります。

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パンチで脇が浮く

前鋸筋の機能不全

一度記事にしてる気がします。右を打つ時に体が微妙にですが浮いていました。これが空振りや動きの連続性の欠如を招いていました。前鋸筋で肩甲骨を強く外転させられない分を三角筋などの筋肉で代償し、それが体の姿勢反射を起こして体を浮かせてしまいます。

カネロとゴロフキンが自然にやっているので、気になる方は見てみてください。

体が浮かず、下に沈み込むように股関節に乗り込んでいます。
※あくまでも表現なので実際に沈み込むのは✘

床からの反力で体が持ち上がらず拳が真っ直ぐ相手に飛んでいきます。この時肩甲骨はみぞおちから腕に被せられるようになっています。

強くスイングしていますが体は浮いていません。床と水平に拳が走っています。

この画像が分かりやすいです。打点は高いのですがカネロの体は浮かず、体重は股関節に乗り続けています。体重が床に押し込まれ肩のラインがほぼ床と水平になっていますよね。普通この高さを狙うと体は伸び上がります。

肩の並行のラインを崩した場面でも左脇を潰して体重は一方の股関節に荷重したままです。
これが下手だと浮いているような印象を受けます。トレーナーなどに言われてたことありませんかね。

その原因と解決策の説明ができる人には会ったことはありませんが、体が伸び上がっているとか、まあそんな風な言い回しをされたきがあると思います。あなたは今、「自分は大丈夫と思った」かもしれませんが、そう思う人はできていないし、めちゃくちゃパンチで体が浮いているだろうとだろうと予想しておきます。

改善

根本的には股関節に体重を乗せる骨格立ちができず肩甲骨が動かない構造になっているからです。それは言葉では難しいので気になる方はパーソナル受講してください。

骨格立ちができている場合の原因は肩甲骨による二軸、手打ちができていないことです。

肩甲骨を動かして肩甲骨平面上で腕を加速させる為に、肩甲骨を動かすエクササイズなどやってみてください。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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