一体いつまで、軽トラでとことことフェラーリを追いかけるつもりですか?

よもやま話
よもやま話

軽トラでどれだけ飛ばしても限界のスピードなんてたかが知れています。

身体能力が低い状態でいくらボクシングの技術を身につけても圧倒的な身体能力で、そんなものは粉々に吹き飛ばされてしまいます。

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そもそもの前提

いや。そもそも、骨盤が前傾し脱力できる骨格こそが上半身の柔軟性を生み出し、ひいては手先足先の細やかな技術を生み出します。
身体を動物化できていない状態で、いくらボクシングの技術を身につける努力をしてもそれは足枷や手枷をつけたまま練習しているのと同義です。

動物的な骨格を持っている人達が少し努力しただけで、あっという間に差を埋められ、広げられてしまいます。

何故が弱いのか

何故柔軟なディフェンスができないのか

それは骨格に由来した『力み癖』と身体末端の肥大化があるからです。

「骨盤が後傾した猫背」では、本人がいくら脱力しているつもりでいても力は抜けません。

体幹の弱さを補うために末端の筋肉は肥大化し、弱い体幹で重い末端を動かすという悪循環に陥ります。

いわゆる運動音痴な人の動きは力みがちでぎこちなく、故にバランスが悪く簡単に転倒します。

何故強いパンチが打てないのか

筋肉が身体のバランスを保持することに動員されているからです。

何故反応が遅いのか

バランスが悪いため、転倒防止を優先する防衛本能の情報処理に脳の資源が奪われているからです。

何故メンタルが弱いか

力んだ胸郭を押し広げるために呼吸筋の活動が活発化し、感情を司る扁桃体が刺激され短期的な本能による戦略が採用されるからです。

脱力についてはこちらの記事を参照ください

関節を固定したままの綱渡りが自殺行為であるように、脱力できない身体でスポーツをすること、ボクシングをすることはそれだけ大きなハンデを負っていることになります。

骨格の動物化は技術とメンタルの「てこ」

まずはフェラーリに身体を改造しましょう。
動物的な、もっと言えばネコ科の猛獣のような柔軟かつ強靭な動作に必要な筋力とその筋力を運動に動員する感覚を養うことです。

腸腰筋とそれに連動したハムストリングスなどの身体背部の筋力の増強、加えて骨格の構造で立つことによる脱力の感覚の習得、これで『スキルセット』全体にてこをかけられます。
パンチの動作が高速且つ強力になります。
それだけではありません。
スキルセットにてこをかけることで、あらゆるディフェンスとオフェンスが柔軟且つ最小限の資源で実行できます。

スキルの強化により時間的、心理的な余裕が生まれメンタルも強化されます。
さらに足りない筋力を補うための代償動作を減らすことができるので相手に動きを読まれなくなります。

てこがてこを生むことでボクシングの体系の要素間の相互作用がが臨界点を超え、競技力の爆発を起こします。

日常の意識から変えろ!

成人し骨格が形成されて骨盤が前傾できないとしても大丈夫です。
椅子に座る姿勢、階段を登る時、信号待ちで。
日頃の生活を意識するだけで変わります。
骨盤前傾でもそれを生かせない人の方が圧倒的に多いです。

直立する時もただ立つのではなくハムケツが引っ張られるような感覚を意識します。
感覚は常に脳に入力されています。
見過ごされているだけです。
ハムケツを使う感覚の大部分はトレーニングではなく普段の生活で養われます。
感覚を研ぎ澄ませてください。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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