国内バンタム級に刮目せよ 栗原 慶太 vs. 井上拓真

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吉野選手のヤフー記事が少しだけボクシング界に波紋を広げたんですが、あっという間に収まってしまいそうな雰囲気です。
これでいいと思っている業界の人たちと、これじゃあいけないと思っている業界の人たち。
少しだけ浮き彫りになりました。

僕は好きなボクシングでもっとお金が稼ぎたい。
稼げるようになりたい。
僕は微力ながらも今の立場上手く生かして国内のボクシングに貢献しようと決意しました。

というわけで、今回は国内ボクシングの注目試合を紹介します。

モンスターを頂点に盛り上がる国内バンタム級で面白い試合が決まっています。
一つは以下の記事にもしている比嘉大吾 vs. 堤聖也。

そしてもう一つファン注目の試合が発表されました。
それが栗原慶太 vs. 井上拓真です。

国内だとビッグマッチの部類ですね。
再起戦が栗原選手とは。
本当にモンスターパパは息子たちを一切甘やかしません。

栗原選手の意気込み
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栗原慶太

人柄であったりは僕が話すより栗原チャンネルを見た方が分かりやすいと思うので、僕は栗原選手のスタイルの紹介にとどめたいと思います。

戦績20戦15勝(13KO)5敗。
デビュー8戦までの戦績が4勝4敗。
この時点では誰も栗原選手がチャンピオンになれるとは思わなかったはずです。
しかしそこから快進撃が始まり、現在のSB級東洋太平洋王者の勅使河原弘晶選手に負けただけです。
勝ちの内、KO勝ちは13という戦績からも分かるとおり、ハードパンチャーです。

この試合は現在のB級とSB級のチャンピオン同士の対決です。
両選手とも今や世界ランカーで、世界挑戦まであと一歩ですね。
この試合、知名度のある井上拓真選手にに勝つことができれば栗原選手は大きく世界タイトルへ向けて前進できます。

長所

栗原選手の得意パンチは長くて強い右ストレート。
長いジャブを伸ばして距離を測りながら隙を突いて右を放ちます。
この右は強烈なので当たればただではすみませんね。

拓真選手も当たれば倒せると思います。

短所

ディフェンスだと思います。
上の試合は相手が勅使河原選手と言うのもありますが、けっこうもらっています。
特にジャブに合わせる右のストレートを1ラウンドから頻繁に受けていました。

ジャブも結構まともに受けていたので拓真選手の速いリードハンドに対してどう対応するのかも注目です。

井上拓真

ご存知の方も多いと思いますが、簡単にスタイルの紹介をします。

戦績14戦13勝3KO1敗。
暫定ですが元世界チャンピオンです。
同級生には上記の大吾に田中恒成チャンピオンがいますね。
日本初全KO世界王者比嘉大吾と日本最速2階級制覇王者田中恒成が同級生にいて、兄がPFPにも名を連ねるバンタム級2団体統一王者。
そのせいもあってちょっと過小評価されていると思います。

しかしはっきりと完成度は高いです。
兄弟である以上尚弥選手と比較されてしまうのは仕方のないことだとは思いますが、PFPの選手と比較されると誰だって見劣りしてしまいます。

スピードはバンタム級だとずば抜けて速いし、KO率が低いだけでパワーだってあるはずです。

長所

スピードのあるパンチとフットワークを活かして、打っては離れを繰り返す選手です。
打法がスピードに特化してる感じなのでパワーは劣りますが、スピードなら尚弥選手より速く見えます。

短所

世界レベルだとストッピングパワーがないので、世界レベルのフィジカルと強引な戦術に選手打ち合いに巻き込まれる可能性があるとは思います。
が、国内レベルで戦う上での弱点らしい弱点は正直言ってありません。

フットワークとハンドスピードを活かした戦略に特化すれば負ける姿はあまり浮かばない選手です。

まとめ

勝敗の予想は…

拓真選手の判定勝ちです。

栗原選手の一発のストレートは要注意ですが、拓真選手がスピードに振り切って戦略をチューニングしてきたらそう簡単に捕まえることはできないと考えます。
特に中長距離での駆け引きになれば拓真選手の方がジャブにフックにとリードハンドが多彩で、しかもスピードにも差ががあるので栗原選手不利じゃないかなーと。

栗原選手がもし拓真選手とのリードハンドでのパンチの応酬をしてしまうとスピードとアジリティーでかなり厳しい試合になるんじゃないかと思いますね。

でも、辛抱して辛抱して一発を狙う戦法なら分かりません。
最近の栗原選手はノッていますからね。
逆に拓真選手は負けてからの再起。
物事には勢い、偏りがあります。
栗原選手がこの勢いのまま一気に突っ切ってしまうかもしれません。

この試合の勝者に大吾 vs. 堤の勝者が挑戦もあり得る?

吉野選手が悪者になり、吉野選手の謝罪で一応の幕引きみたいになっていますが、正直いって納得できません。
選手もトレーナーもプロモーターも、そしてファンにも協力してもらって。
みんなが一丸とならんことには何も変わらんのじゃないか?
悪者探しをして一体何になると言うのであろうか。

100年後…

「昔々、ボクシングというスポーツの名のもとに殴り合をする野蛮な人たちが追ったそうな…」

はっきり言ってこれが遠くないボクシングの未来。

現状維持では、後退するばかりである

藻掻き続けることでしか現状は打開できんのだ。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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