世にも奇妙なボクシング人生の第二章  Connecting the dots

プライベート
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ご報告があります。

縁があって平仲ボクシングスクールのコーチとして働くことになりました。
ボクシングを続けるつもりはなかったのですが、とても不思議な偶然が続き、引き寄せられるようボクシングへ戻ってきました。

これが僕の運命なのだと確信しましたので、この流れに乗ることを決意しました。

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不思議な偶然

始まりはTwitterのメッセージから。

僕が沖縄へ帰ると知った、FMコザのパーソナリティーを務めるシーサー皆川さんからラジオ出演のオファーをもらいました。

今考えるととても奇妙なことなんですが、実は沖縄へ戻る前日、友達に送別会をしてもらったときに「シーサー皆川っていう人がボクシング関係のラジオをやっている」と聞いていたんです。
僕は面白そうだと感じて沖縄へ帰ったらコンタクトしようと思っていました。

また同時に平仲ボクシングスクールの平仲会長の息子の平仲信裕君からTwitterのメッセージで「平仲ジムに遊びに来てください」というものが届きました。

その時はこの二人の関係性を全く知らなかったんですが、二人は平仲ジムのボクサーなんです。
二人は別々の意図で僕に連絡してきたので、全くの偶然で同時に二人から連絡がきたことになります。

ラジオの話の流れでボクシングのトレーナーの話になり、平仲ジムは去年の11月にチーフのコーチが脳の病気で倒れてしまい、新たなコーチを探していると知りました。
その時は僕は「ふーん」程度で、その気は全くありませんでした。

平仲ジムへ遊びに行くと「ちょうど今トレーナーを探していた」と言う話から、トントン拍子に話が進んでジムのコーチになることに。

これ以外にも今は話せない偶然(こっちの方が実は決め手)があるんです。
大きな偶然が3つほど重なっていて、こんなこともあるのだなと驚きました。
これらは時が経てばお話できると思います。

とにかくボクシングへ僕を引っ張ろうとする強い力を感じます。
流れに逆らわないと決めている僕はこの流れに飛び込むことを決意しました。

流れを見極めたら、躊躇なく飛び込む。
流れに乗ったらがむしゃらに泳ぎ続ける、気がついたら驚くような場所に辿り着いている。

これは僕がボクシングで手に入れた人生の指針です。

Connecting the dots

僕はボクシングを始めたのは当時100㎏あった体重を結婚を機に減らそうと考えたからで、偶然具志堅ジムが近所にあったから。
ボクシングじゃなくても良かったんです。

具志堅さんに褒められて嬉しくてプロデビュー。

無我夢中で東洋太平洋ウェルター級王者になるも目の怪我で引退。

ボクシングはもう終わり、と思っていたら些細なきっかけから再びボクシングへ。
今度は選手ではなくトレーナーとしてです。

ボクサーはおろか、もしかするとトレーナーですら興味はないんじゃないかと思えるような、自分でもバカバカしく無意味に思えるほど難しいメンタルや解剖学、生理学にトレーニング、バイオメカニクスから果ては数学(まだ少しも約に立っていない)の本まで節操なく手を出して、自分なりの理論を構築し、それをYoutubeで分かりやすく知ってもらおうと試行錯誤したのは、もしかするとこのためだったのかとさえ思えてくるほどです。

確証バイアスと言われてしまえばそれまでですが、無意味に思えた習慣や生まれ持った傾性が少しづつ意味を帯び始め、時空間を越えて点と点が繋がっていく奇妙さを感じます。

小出監督の強烈な意思

それもこれも発端はマラソンの小出監督です。
小出監督の理念が僕には受け継がれているんです。

僕は小出監督とお会いしたのはほんの数回なので、多くを知っているわけではありません。
しかし野木さんからは多くのことを学びました。
練習や勝負に臨む時の心構え、別の言い方では生き方です。

僕が平仲の若い選手、若い少年少女に伝えたいのは野木さんから学んだ生き方です。

強烈な意思や崇高な理念はMEMEとして現実に残り続けます。
小出監督のMEMEは野木さんのMEMEと結合し僕の脳に伝染しました。
今度は僕から平仲ジムの選手へ受け継がれていくわけです。

小出監督は他界しましたが、その思想や意思は物理的な距離や時間、競技の垣根を越えて現実世界に色濃く生き続けています。
願わくば、僕のMEMEを野木さんと小出監督のMEMEに乗せて時空を超えて色々な場所へ運んでもらいたい。

平仲の選手

「スポーツの最大の才能は何か」と聞かれれば、「腸腰筋の強さ」だと答えます。
骨盤前傾、脊椎湾曲の骨格こそが構造的な脱力と巨大なエネルギーの源泉であり、そのエネルギーを利用できることが柔軟で強靭な動きを実現する前提だと僕は考えているからです。

平仲の選手は沖縄の古い血が残っているからだと思いますが、骨盤前傾、脊椎湾曲の骨格をしています。
大吾みたいなのがいっぱいいます。
恐らく国内ではエリートレベルの骨格を持っています。

基礎的な瞬発力を測定しましたが、トンデモない能力を見せてくれました。

ラントレでゲロを吐くまで追い込んでメンタル面の能力も見てみましたが、楽天的で苦境に強く、辛くても明るく振舞うことができます。

正しいトレーニングを積ませることができれば、彼らは大化けます。

彼らは試合に臨む心身のコンディショニングを知らないだけです。
僕の仕事は野木さん、西尾さん、石原さん、洪さんから学んだものを僕なりの味付けをして彼らに伝えることです。

天才兄妹

余談ですが、小3と小5の兄妹でトンデモない子供達がいるので今度Youtubeで紹介しようと思います。
敏捷性、瞬発力、持久力、どれをとってもプロ顔負けの能力を持っています。
ちなみに、幅跳びをさせました。
僕が現役の頃は最大で300㎝近く跳べたのですが、小5の兄の方はなんと200㎝近く跳びます。
僕の半分以下の体ですよ。トンデモない才能です。
大人でも困憊して倒れるトレーニングをニコニコこなします。

とにかく沖縄の子供達、選手達は才能豊かです。それはボクシングの歴史も証明していることです。

もし彼らをチャンピオンへ押し上げられなければ、それは全て僕の責任です。

しかしあえて、逃げ道を断って予言しておきましょう。

3年以内に沖縄の選手達が日本国内で猛威を振るうことになります。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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コメント

  1. KOKO より:

    これは面白いことになってきた!
    後楽園ホールでそれが見られるのを楽しみにしてます

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