ロマチェンコ
力積
ロマチェンコ選手は軽いパンチを高い回転力で繰り出していきます。
これを基準に強いパンチはの欠点は何か考えていきます。
パンチの強さは要するに拳の運動量(質量×速度)です。
運動量は『力積』により変化します。
力積(I)=力(F)×時間(t)
で表されます。
力積で表されるようにパンチを強く打つ(力積を大きくする)には強い力(F)を一瞬で生み出すことも重要ですが、長い時間(t)拳へ力を伝えるというアプローチも関係します。

運動量は物体の運動の激しさです。
運動量の変化は力積の大きさで表せ、左図のピンク色の四角形の面積が力積です。
Fは力の大きさ、tは時間。
大きな力か、長い時間物体に力を加えると力積(面積)が大きくなります。
選手は当然、力学には逆らえません。
時間から『力積』へアプローチるも必要なんです。
つまりパンチを繰り出して拳を目標に衝突させるまでの時間は足を止めて地面から反力を受け続ける必要があります。
ロマチェンコ選手が打ちながら動ける、速いコンビネーションが打てるのは力積の時間の部分をある程度犠牲(このようなトレードオフは常に起こる)にしているからだとも僕は考えています。
そしてその時間的なアドバンテージを活かして相手の死角となるポジションへ移動します。
つまりパンチを受けないための戦略として強いパンチを使わないのです。
パンチを強く打たないことで素早い動きを担保しています。
強く打つとあのフットワークは難しくなり今のような変幻自在の動きは難しいはずです。
ロマチェンコ選手もメイウェザー選手も同じです。
戦略に戦術を適合させているんです。
戦略と戦術を矛盾させてはいけません。
戦略とスキルセット
戦略を遂行するために必要なスキルを集めるべきです。
がむしゃらに「あれもこれも」と取り入れていては時間を浪費します。
自分の戦略は何で、その戦略を強化する為には一体どんな戦術足りていないのか。
それらの組み合わせがスキルセットであり、あなたの『強さの正体』です。
どんなスキル組み合わせて、スキルセットを構築すれば戦術間の相乗効果を起こせるのか。
同じ人間とは思えないPFPの強さの正体は一つ一つのスキルの練度とスキル間の相乗効果です。
練習と同様にただ漠然と自分の核となる戦略を考えてはいけません。
まとめ
『戦略に戦術が適合しているか?』
これもしっかり考える必要があります。
戦略と矛盾した戦術の組み合わせでは相乗効果は起こりません。
むしろ損ねてしまっている可能性すらあります。
何を戦略の中心に据えるかはまた別の機会にお話ししたいと思います。
そして戦略は計画です。
予め用意しておかなければなりません。
当然計画は上手くいかないことばかりです。
戦略を完遂する為に、必要な戦術は一つではありません。
長くなりそうなので今日はこの辺にしておきます。
もっと踏み込んだ話は別の機会にお話します。

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