井上尚弥の緩急

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緩急

緩急については散々語っているので、何故効果的なのか、などは「緩急」でブログ内を検索してみてください。

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緩急の構造

緩急は井上尚弥が分かりやすいと思います。
しかし、彼はそれを意識しているわけではないと僕は考えています。つまり勝手にそうなっています。

緩急が利いているとは、
静→動
の差が大きいことを意味します。

それは筋腱の収縮ポテンシャルが高いこと、かつ運動エネルギーへの変換が効率的であることを意味します。

「行くぞ」と思ったら一瞬でエネルギーを解放できることがフェイントとしての緩急なわけです。

アスリートは生来的な性質と訓練により、体内のエネルギーをSSCにより高速でぶん回すことができます。

「ヨーイドン」

シナプスから放出されたアセチルコリンが活動電位を立ち上げ、筋線維を急激に収縮させて関節を高速で回転させます。

そして推進しながら慣性力と重力を取り込んで放出したエネルギーを再利用します。

この効率が高いのがトップアスリートです。

筋腱の流さ、筋繊維の向き、速筋遅筋の割合、ホルモンの分泌量、その受容体の数、果ては運動の認知の方法まで、「才能」を構成する要素は膨大にあるでしょうが、エネルギーの貯蔵と運搬という意味においては、構造的に腸腰筋、前鋸筋が大きな役割を果たしていると考えられます。

これを中心に論理を構築したのが運動の長濱説です。

動きを立ち上げる時に筋肉にエネルギーが足りないと無駄な予備動作な必要になります。

例えば、大げさに膝を曲げて重力の位置エネルギーを調達する必要があったり。

膝が曲がる理由
膝は曲けないあなたが膝が曲がった姿勢である場合(大半はそう)、踏み込みで発生した全身の運動量の腕への伝達の効率が落ちるのでパンチ力が劣化します。下のゴロフキンのように脚を伸ばして骨格で体の勢いを静止できる場合は、上のシミュレーションで示した...

だから弱いボクサーは膝が曲がっていて、ノロマで予備動作が大きく、動きに緩急がないんです。

緩急の構成要素

静から動への速度差があるとは、予備動作が空かないことを意味します。

予備動作を消すのは大胸筋や上腕三頭筋、ハムケツに予備緊張を与える肩甲骨ロック、股関節ロックを構成する筋肉です。腸腰筋など。

他にも動作中に重心をコントロールしくれる、腰方形筋なども緩急を構成する重要な変数だと考えられます。

股関節内転内旋ロック

脇腹(腰方形筋)の収縮

腸腰筋は股関節の筋腱が位置エネルギーを運動エネルギーへ変換するのを助けます。

つまり、腸腰筋とその周辺の筋肉が強い場合、高速で動作を立ち上げられます。

つまり
静→動
の大きな速度差、緩急が構造的に生まれます。

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強いから強くなる

緩急はフェイントです。

チェンジアップの後の剛速球、あるいは剛速球の後のチェンジアップ。それらはバッターの認知をハックし、判断を誤らせます。

ボクサーの緩急も同様です。

一流はただ踏み込むだけで大きな速度差を生み出せます。

それは生理的に相手を驚かせて体を硬直させます(防御反射)。

硬直した相手は打ち放題です。

強くいから強くなる自己強化です。

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