バランスと身体能力

トレーニング

バランスはスポーツの生命線。
バランスを失うと転倒防止の反射が起こり力が抑制されます。

バランスの良さと身体能力は相関関係ではなく因果関係だと思います。

足場の悪い場所ではボクシングができないように、バランスの悪い体ではボクシングはできません。バランスを保つために体の資源を分散する必要がある為、結果的に出力が抑制されます。

「出力を上げよう」という結論を実現する為にはバランスの良さが要求されます。

別の言い方をするなら
パンチを強くしよう→そうだ筋トレだ!
これは非常に短絡的で危険な結論だと言うこと。

効果が上がるのは元々強い骨格を持つ一部だけ。一部は非合理による怪我を抱える可能性すらあると考えます。

筋トレの成功者を見て真っ先に筋トレが必要だと結論するのは、「事故を起こした人が朝食にパンを食べていたから、事故防止の為にパンを食べるのをやめる」という程度の短絡さです。

そうならない為には結論を演繹する前提を考え、それを検証する必要があります。

以下は僕の世界観(前提)から演繹された運動の説明、長濱説です。

出力を上げるには股関節に体重を乗せ、床反力を強くする必要があります。その為には上半身を受け止める脚の骨格を硬いバネにしなければなりません。

つまり床反力を効率的に伝達する骨格には、構造的に腸腰筋、中臀筋、内転筋の強さが要求されます。

三半規管を無視するなら、この強さがバランスの良い体の正体です。

僕が我流で開発した、骨格に体重を支えさせる種目を下に載せました。

疲労するのは中臀筋、内転筋。恐らく腸腰筋も。
腸腰筋はより深い位置にあるからなのか、あまり疲労を感じられませんが、下腹部が張るのでそうだろうと考えています。

ここでのポイントは既述のように構造的に強く床を踏むこと。つまり脊椎の湾曲が強く起こる姿勢とバランスを作ることが要求されます。構造的に股関節周りの筋力を高め安定させられます。しかし残念ながら安定して強く動ける骨格を持つ日本人はほとんど見られません。1割もいないかも。

姿勢が悪い場合、別の筋肉で代償してしまうので効果が失われます。

懸垂を背中に効かせるのか、脇に効かせるのかで根本的な効果が異なるように。

日本のジムで教える懸垂は背中に効かせていますので、長濱説的には非効率どころか逆効果です。

同じように、この種目も脛骨で床を踏まなければ逆効果です。逆方向のフィードバックループが起こってしまいます。

骨格的に前腿に効かけせてしまう人が大半ですが、それでは僕が期待する効果は得られません。実践する場合は、この点に留意してください。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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