前鋸筋による肩甲骨外転が大胸筋など大きなアウターマッスルを合理化し、かつ自然な二軸推進を引き起こしている、というのが長濱説。
で、二軸のスイングが合理的なのはヌンチャクが加速する原理で肩甲骨平面上を肩甲骨に押された腕が加速していくから。
メジャー投手が手投げなのは、前鋸筋によって肩甲骨が固定される為に小さな反動動作で大胸筋に大きな張力をかけられるから。つまり反動(と体重移動)が小さいから手投げに見える、だけ。実際には理に適った動き。
NPBはそうでもない気がしますが甲子園などの日本のアマは投球時に大きな体重移動で体を引っ張って腕を加速させます。それは恐らく腕の慣性力に耐えられない前鋸筋が肩甲骨の内転を許してしまう故に、大胸筋に張力が蓄えられないから。つまり前鋸筋が慣性力に負けて内転した分を体重移動で代償しなければならないのでは、ということですね。
肩甲骨外転が保てていれば小さな腕振りで大胸筋の筋腱に大きな張力をかけ、SSCを利用して強く収縮させらるだろうってことでもあります。
大胸筋の付着やねじれは、投擲で大胸筋の張力を高める構造になっていると言われたら「なるほど」とも感じます。
逆に肩甲骨の外転を保てないから、体重移動で上半身を引っ張らないと大胸筋が使えないのかも、とも。
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