世界観の違いが競技力を変える

よもやま話

ホモサピエンスって同じ世界観をみんなで共有できるようになったから他の人類との競争に勝つことができるようになったんだってこの本に書いてありました。

共通した架空の敵を作り上げたりルールを整備したり。
宗教とか資本主義みたいな観念がその典型だと思います。
立ち読みなので間違ってたらごめんなさい。

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二軸の世界観

手打ちも股関節もそうですが、大切なは世界観なんです。
手打ちによる素早い攻撃、股関節の可動性を生かした立体的な動き。
一軸による二次元的でもたもたしたイメージから二軸による三次元的でキビキビしたイメージに変わると、それが中長距離での主導権争い、駆け引きの重要性を気が付かせて、結果的にボクシングの本質は騙し合いの心理戦であることまで理解させてくれるかもしれません。
「ポイントを奪い合うピコピコビデオゲーム」という表面的な理解から「嘘つき同士の騙し合いのゲーム」と世界観が変われば用意する戦略の全体像が変わります。
ボクシングは確かにルール上はポイントを奪うゲームですが、本質的には相手の精神力を奪うゲームです。

世界観が変われば全てが変わります。

僕たち人類は頭の中の観念によって世界を理解しているので、ある意味では個々人それぞれが独自の仮想世界を生きているのだと僕は思っています

同じ物理世界であっても異なる観念を通して見ているので、その見え方は異なるはずです。
僕とみなさんのこの世界の見え方、ボクシングの見え方は違うでしょうし、だからこそ行動が変わっています。

人類は資本主義って世界観を共有していて、だからこそ自由競争の名の元に弱者の保護を嫌いますし、極端な自己責任論が許されるのだと思います。宇宙人に日本語が通じたとしても全くもって理解されない世界観じゃないかなあって思います。
世界中で同じ資本主義って世界観を共有しているからこそ、話が通じるわけですね。

一軸の選手と二軸の選手では世界観が違い過ぎて話が通じないでしょう。
構造的に強打しにくい一軸の選手と強打しやすい二軸の選手では「パンチ力」や「ハンドスピード」、「ディフェンス」に関して異なる価値観を持っているでしょうし、スコープの違いに由来した戦略的な前提が異なるはずです。
故にきっと話は噛み合わないでしょう。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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