肩甲骨ロック時のガード腕とパンチ腕の連動

技術
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肩甲骨ロック

肩甲骨ロックができるとできないとでは体似起こる連鎖反応が異なります。

それは身体重心の動きに伴う床反力の受け方と、それにより反射的に起動される筋肉に差が生まれるからです。

この差が、ボクサーのボクシング技術体系に大きな差を与えていると考えています。

同じ体重の井上尚弥と四回戦の差、と言い換えれば分かりやすいと思います。前者は正の自己強化。後者は負の自己強化です。

ガード腕の内旋

ガード腕の内旋

ガード腕の内旋

GGGのような、守りを担保し、かつその破壊力を高められるガード腕になる技術体系を自然体で獲得できボクサーがいれば、パンチ力、及びディフェンスの両面で非合理しか導けないボクサーがいます。

肩甲骨ロック(前鋸筋と小胸筋)が弱いと下の画像のような、ガード腕の動きになります。ガード腕が前に突き出すゴロフキンと逆の反応です。

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ガード腕の内旋

肩甲骨が外転前傾でロックされる場合、両腕は自然に顔の前に置かれます。

ガードの位置がコメカミになるのは肩甲骨が外転前傾していない典型です。
それは以下で述べる非合理な連動を導きです。見方によってはボクシングを破綻させます。

腕が前に突きだす

腕が前に突き出す

前鋸筋小胸筋が強いボクサーは肩甲骨が外転するので、腰に手を置くような姿勢を作る場合は、自然体で下のジョーンズやタイソンのようになります。

腕が前に突き出す

腕が前に突き出す

腕が前に突き出す

また、ガード腕は内旋します。

ガード腕の内旋

ガード腕の内旋

このガード腕の内旋を導くはの広背筋です。

連鎖反応

肩甲骨外転前傾ロックができる場合は、GGGのジャブのように、パンチは左右の広背筋へ張力を加え、上腕を内旋させます。

 

従って肩甲骨外転前傾ロックが強いボクサーのジャブのガード腕には、ジャブを放つ時に構造的に張力が加えられます。
つまり、広背筋のねじれ構造に伴う上腕の内旋が起こります。

以上を所与とした場合のGGGの身体重心の動きを考えます。

ブレーキ効果

肩甲骨が外転前傾でロックされるとは、質量が前の股関節側へ集まることを意味します。

すなわち腕の重さが床を踏む分だけ床が強い反力を返してくれます(ブレーキ効果の向上)。

肩甲骨ロックは大胸筋の構造を合理化するだけではなく、力学的に床反力をパンチの推進力へ効率的に合成してくれもするのです。

ブレーキ効果

肩甲骨ロックができない場合は、姿勢反射と物理的な作用によりパンチ腕の反対にガード腕は飛ばされます。

ガードが疎かになる上にパンチの勢いも死んでしまうのです。非合理が非合理を呼ぶ連鎖反応。弱いから弱くなる負の自己強化です。

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