天才と書いてエニスと読みます。
完全なる主観
凝視とホーミング誘導
エニスのパンチが相手の頭部へホーミング誘導されています。
僕はこのホーミング誘導を起こす方法を発見していて、それは「凝視」です。
一流選手はこれが顕著に当てはまります。
僕が見た限りだとゴロフキン、コンスタンチン・チュー、エニスは強力なホーミング誘導システムで武装していますので、並みの選手は回避困難です。
振りが大きく遅く見えるGGGのロシア式ゲンコツパンチが急所に当たる理由です。
エニスは夢を見ている
エニスは試合中、夢を見ているような状態だと僕は考えています。
僕だけかもしれませんが、夢って顕在意識が存在しないんですよ。
顕在意識とは具体的には頭の中でペチャクチャしゃべってる奴のことです。夢の中にはこいつがいません。
こいつは過去のデータから未来を予測する天才で、ある意味人間の客観性を司っているのですが、あまりに心配性でいつまでもあれこれお喋りが止まらないのが欠点です。
幸いなことに夢の中にこいつは入ってこれません。
つまり、夢の中では客観性を失っています(完全な主観)。
だからおかしなことが起こっても何の違和感もなく受け入れることができます。
左脳が静かになって過去の因果から解き放たれているから、街中をゾンビが歩いていても突然兄弟が増えても不思議な魔法が使えても、おかしいとは感じないんです。
左脳が停止した医師の体験談を読んだ時に直感しましたが、右脳が活性化した状態は既述のような夢を見ている状態で、スポーツで俗に「ゾーン」と呼ばれる、体が自動制御される状態です。
右脳は概念や空間を立体的にとらえます。
GGGのパンチが相手の腕をすり抜けて急所に直撃するのは右脳が覚醒しているからではないでしょうか。
立体的な感覚が活性化され相手を立体的に感じることで相手のガードの迂回ルートを見ることができるのでしょう。
ロマは相手の体を立体的に認識しているように見えます。
相手の背後の空間を使うのが上手く、ヘッドムーブメントには立体感があります。
エニスのボクシングもロマと似たような感覚が起こります。
横や後ろではなく相手へ近づきながら背後へ躱しているからですかね。
凝視のやり方
既述の右脳が活性化した状態は「凝視」によって起動できます。
目の奥を絞り込むと視野がトンネルのように狭くなります。感覚的には40%程度は視野が狭くなります。
「目には映っているんだけど、意識には映っていない」、が表現としては近いです。
下の井上尚弥は凝視されてます。

マイキー・ガルシア

凝視は瞬きを止める

リカルド・ロペスの凝視
凝視すると頭の中の独り言が止まって静かになります。
恐らく左脳の言語野が一時的に止まるからじゃないかと思うんですが、これは狩りの時に使われ狩りの開始と共に起動した、つまり何か一点を見据えた時に起動するシステムじゃないかと何となく考えています。
獲物を追うには最短路を走る必要があり立体的な右脳の感覚が不可欠です。
原始時代は現代の筆記試験みたいな、大事な場面で視線を動かし続けるようなことってなくて、ここぞって時は一点を見つめていたはずですからね。
だから目の情動反応が自動システムのスイッチになっているんだと思ってます。
凝視できないと運動のスイッチが入りません。
フロー(凝視)に入らないと、運動をしているつもりでも、本当の意味での運動はできてないって感じです。
フローに入りやすい人は下のウィキペディア読むとピンとくると思います。
夢の中にいる感じです。
フロー(英: flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。一般的には、フロー体験(Flow Experience)、フロー状態(Flow State)、フロー理論(Flow Theory)などという言葉で使用される。

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