行列って何やねん その二

数学とか
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歴史という大きな構造には一定のリズムがあるように見えます。

グローバルマクロ投資家や世界的な商人は、そのリズムが生み出す市場の歪みに巨大なレバレッジをかけて介入しています。そして天文学的な利益を得ています。

経済を単一の構造(行列)として解釈すれば、その内部の細かい要素の相互作用を計算しなくても、全体の性質がなんとなく予想できるのかもしれません。

天才投資家は経済(貨幣)を動かす個々の変数の挙動を無視して、それを要約した巨大な構造のリズムとしてその性質を感じとれるのかもしれません。

ジョージソロス

天才投資家として知られ「イングランド銀行を潰した男」(The Man Who Broke the Bank of England) の異名を取る。

ウィキペディア

他にも、ヒトは空気に含まれる分子の一つ一つの動きは予測できませんが、それらが満たされている空間の状態はなんとなく予測できます。これもミクロの集積を構造(≒行列)として扱う一例かなと。

行列は厳密に個々の動きをまとめて要約しているから、つまり上の歴史の動きの例ように、細部を捨像して丸め込んでいるわけではないから、そこは区別する必要があるでしようが、人々(各要素)の作用の一つ一つを要約した解釈を創造してくれるのが行列、と捉えられます。

「構造Aと構造Bの間には常に〇〇な性質がある」と、定理(要約)を大量にストックしておけば、煩雑な計算を省略できる。

コンピューターに単位行列と行列Aの行列積を一々計算させる必要がない。空間Xから空間YにAをそのまま送れ、と命令すれば良い。※計算させてるけど

他にも、「あれ、この物理構造って、でっかい単位行列じゃね?」という手がかりにもなり得ます。

それは推論に必要な計算量を圧縮してくれます。

これはヒトの思考パターンですよね。

AはBに似ている、Bだと仮定してみよう。そうした場合はBCとACの間には差がある。この差を調べてみよう。
この差は〇〇に似ている。よし、〇〇だと仮定しよう。また差分が現れた。これは△△に似ている…

巨大過ぎて個々の計算に落とし込めない対象は、別の数理モデルに置き換えて計算不能な部分を捨像する、みたいなことをヒトは無意識にしますよね。

行列はその厳密化。大規模言語は行列とベクトルで記述されるようなので、上のヒトの行列計算と似たような推論を緻密に行っているだと思います。

だから、ヒトにはそれが知性に見える。AIに知性があるのではなく、ヒトが知性と感じるアルゴリズムがAI。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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