走り方の変化

トレーニング運動理論

内転筋中臀筋腸腰筋を重点的に鍛え始めてから、楽に速く長く走れるようになりました。それは主観的にもそうだし記録としてもそうです。

ボルトの画像に矢印で示したような構造的な連動が起こっています。
内転筋や腸腰筋などの配置からこれは予想していました。

赤い矢印が内転筋の構造的な作用。青い矢印が脚へ加えられる力。

何故、このような力が加えられるかですが、おそらく慣性モーメントを最小化するためです。
テコを想像してください。
支点から力点が離れるほど回転させるのに大きな力が必要になります。つまり、脚が体から離れるほど力学的に脚は重くなります。

肩に鞄を下げるのと腕の先に鞄を下げるのを創造してください。要求されるエネルギーが異なることが直感的に理解されると思います。

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予想外だったのは下の画像の回転力が加えられること。接地の瞬間は足の縁ですが、離地の直前に脚が図で示した矢印の方向へねじ込まれます。中臀筋と大殿筋の反射だろうと思いますが、要するに、脛骨で済ませたいのだと思います。

留意してほしいのは、現時点での変化であることと、構造的に演繹される力であることです。意識的には起こしていませんし、そうしようとするのは危険です。予期しない負荷が予期しない場所へ加えられて故障の原因となります。

この連動を感じない場合は単純に筋力が足りていません。

走り終わると内転筋と中臀筋に強い疲労を感じます。内転筋と中臀筋が強いから床を強く踏める。するとより中臀筋と内転筋の筋力が必要になり生理的な強化が起こる。
自己強化型の循環が起こっているのを感じます。この循環の中にいるから黒人は生きているだげケツがデカくなることも理解しました。

自己強化型循環の起点までたどり着けないと、延々と非効率をくりかえします。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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