新人王予選に向けて徐々にですが競技力が高まってきています岩下広孝(ひろたか)
特に力を入れているのは「首振りディフェンス」「手打ち打法」「凝視」です。
岩下ビフォー&アフター
ビフォーから。
まずは距離が近い。これは引っ張り打法の弊害です。
打法を手打ちへ変更しました。
時間がかかり、まだまだ完全な手打ちではありませんが確実に効果は出ています。
岩下の場合は元から立ち方はある程度できていたのでスタンスは無理に矯正せずに徐々に、そして自然に変えていった方がいいだろうと仮説を立てて実践しています。
手打ちで推進力を生み出すにはKスタンスの強い推進力が必要だからです。
無意識に推進力を欲しがる体が自然に奥脚に乗り込んでいくと考えています。
現に岩下のスタンスは徐々に変わり距離が遠くなっています。
Before
After
Kスタンス、首振り、凝視、手打ちの相乗効果が起こっています。
まずはKスタンスによる距離の遠さ。これで相手に無駄な手間、ストレスを強要します。具体的な手間とは強い踏み込みのための反動動作、ジャブなどのフェイントのことで、ストレスは力みや前のめりなどを誘発し攻防の能力を低下させます。
「凝視」する岩下はそれを見逃しません。
頭部の回転運動(頭部の並進は全身の質量の大きな移動を伴い慣性力が強く制止に時間がかかる)で質量をほとんど動かさずにパンチを回避してるのが分かります。
質量が動かないから身体重心の位置はほとんど変わりません。
避けると同時にタメの小さな手打ち打法でパンチを打って反撃しています。
技術の相乗効果
技術の相乗効果です。
PFPにはこれらの相乗効果が強く起こっているというのが僕の仮説です。
核連鎖反応が臨界点を超えて爆発を起こし系の性質を一変させてしまうように、スキルの相乗効果が臨界点を超えるとその系、スキルセットの性質を一変させ異なるフェーズへ移行するはずです。
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