敵地で勝つ難しさ ボクシング判定と秋の空

プライベート

東大河の試合の一員として大阪で戦ってきました。
敵地で勝つってのは難しい。
判定はドロー。
僕は勝ったと思いました。
手数でもヒットでもダメージでも。
判定を聞いた後でお客さん、相手のチームまでも、会場にいたみんなが東が勝っていたと励ましてくれました。

退いて守る相手を6ラウンドで仕留めるのは難しい。
強引になれば多少の被弾もある。でも東は何度も何度もこの苦汁をなめているからリスクを背負いました。
僕は判定を聞くまでは「確実に」勝ったと思っていました。
最初のジャッジが相手に付けていたのを聞いた瞬間は理解ができなくて「コーナー間違ってんぞ」って思いました。
しかし、その後のジャッジは二人とも同点のドロー。

東は試合後に「これ、何度目ですかね」って寂しそうに呟いていました。
判定を聞いた後は唖然としてしまって、あまり東の気持ちには気が回らなかったんですけどね。
これを聞くと同情してしまって僕も悲しくなりました。

とはいえ、東のキャリアはここで終わりではありません。前向きに捉えて前進あるのみ。
試合での東が完璧だったとは言えませんでした。
コンディショニングも技術も試合でのコミュニケーションも甘かった。
改善点はみつかりまいた。

長所をぶつけていきましたが途中で相手に上手く死角を見つけられてしまいました。
その死角を塞ぐ方法をまずは習得することです。これは僕の頭に練習方法のイメージが既にあって、それは現役時代に僕がやっていた方法です。1カ月で改善してみせます。

今回はスーパーフライ級~バンタム級の間でしたが、過去にはライト級でも戦ったことのある東はフィジカル強い。スーパーフェザー級とスパーリングをさせても見劣りはしません。今回もフィジカルでごり押しして序盤は相手を圧殺できそうな雰囲気がありました。

しかし、現状はこのフィジカルに胡坐をかいてしまっている部分があります。
強靭なフィジカルをもっと競争力の源泉となる「技術レベル」へ落とし込まないといけません。
今後は東のフィジカルを活かし、また東の性格と合った戦略のイメージを二人で練り上げようと思います。

最後にコミュニケーション能力。
ボクシングは縄張りを賭けた闘争で、コミュニケーションであるってのは僕の根本を成すボクシングの哲学です。
第一ラウンドで弱気になった相手が5ラウンドに息を吹き返してしまったのは東のコミュニケーション能力不足を感じました。僕は東の目の力が弱まり、疲労という雑念に思考を支配されかけていたのを感じました。恐らくそれが「あと少し頑張ろう」と相手を勇気づけてしまいました。
そこは疲れていようが「後2ラウンド、徹底的に痛めつけやるからな。降参した方が身のためだぞ」というジェスチャーが必要でした。

以上、収穫が多く見つかった試合ではあったので、この反省を次に生かして来年は選手と大暴れしようと思います。
東の特訓の成果はここで発信していくので楽しみにしてください。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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