シャクール・スティーブンソンの神がかり的なデイフェンス

選手分析
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シャクール・スティーブンソン

データ

17勝9KOのFe級とSFe級の2階級チャンピオンで24歳。
24歳で17戦で世界とってます。
リオの銀メダリスト。
30歳で、ならまあ分かりますけどね。
この年で成し遂げていることがおかしいですね。

身長は170cmリーチ174cm。
フェザー級、スーパーフェザー級だと普通。
ちなみにメイウェザーと同じ身長です。骨格はメイウェザーより小さく見えるのでライト級から鬼門かなと。
クロフォードも173cmとありますが、どう見たってクロフォードの方が大きい。

Terence Crawford and Shakur Stevenson spar, gearing up for next fights -  Bad Left Hook

アメリカはフィート&インチなんでおおざっぱなんだ思います。

だって換算で180cmは5フィート&10.86614インチです。
小数点以下は省略さることが多いですけど、cm換算した時の1メモリ大きさが全然違います。けっこうざっくり省略されてると思います。

いい加減に単位は世界標準に合わせろよ。

凝視

当然ですけど凝視はしています。
しつこいので今回はこれについては語りません。

打法

打法は手打ち感が強い。
体幹がほとんどブレません。
ただ強く打とうみたいな意識はほとんどなさそうでタメを短く、打ち終わりのバランスを崩しません。
ディフェンス重視ですね。

手打ち打法は始動が体幹ではなく腕なので体当たり感が弱くなりバランスが崩れにくくなります。
スティーブンソンがパンチを打ちながらその場に留まることができるのは手打ちでしかも、強く当てる意識が希薄だからと推察しています。

スタンス

かなり深く奥の股関節に乗りこんでます。
向かい合うった時の遠さは同じ大きさに縮尺したクロフォードと同程度じゃないかと思います、めっちゃ遠いです、はい。
手を出すのも嫌になるんじゃないですかね。

懐を遠くとることの利点の一つは間合いが遠いことで相手に強い予備動作を強要することです。

幅跳びを思い出してください。

遠ければ遠いほど大きな反動動作が必要になります。

踏み込んでくるのが分かりやすいんです。

スティーブンソンのディフェンス、クロフォードのカウンターに一役かっていることは間違いありません。

振り子ステップ

メイウェザーなどなど一流選手にはこの傾向がありますけど、振り子ステップをします。

倒立振り子のようにバランスを取っています。

このステップでまずは頭部を安全圏へ移します。
頭部の質量だけなので全身を動かすよりタメが短く速い。その後で崩れたバランスを倒立振り子のメカニズムで元へ戻す。体を軽く使う技術ですね。

打法、スタンス、足さばきの点からスティーブンソンのディフェンスを分析してみました。
まずは距離が遠い、そして手打ちだから突っ込まない、打ち終わりの反撃にも素早く対応できる。
距離をとる時は振り子のように体を軽く使う。

今回は以上です。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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