自分自身が足枷

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試合や本番は緊張します。

最も力を発揮しなければならない本番こそ、普段なら簡単にできてしたうことができなくなってしまいます。

「自分」という足かせ

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誰もが抱える困難

「今の状況を変えたい」と思っていても、変化を嫌って挑戦できないなんてことは誰しもがあると思います。

大袈裟なことでなくても、日本や海外のどこかへ行ってみたいとか、何かを初めてみたいとか、小さなことにおいても。

ボクシングでは試合でこそ、練習以上の力を発揮する必要があります。

しかし、それは本当に難しいこと。

練習だけが強いボクサーを揶揄する「ジムチャンピオン」という言葉がある程度には、練習の力を本番に持ち込ことは困難な作業です。

チャンピオン級の力を持っていながらも試合では平凡、練習では平凡だけど本番はバカ強い。

僕は前者、比嘉大吾は後者であったと思います。

僕は沖縄と大阪、東京で前者のボクサーを大勢見てきました。後者はほとんど見たことがありません。

どうすれば普段の能力が試合で発揮できるのか、未だに具体的な方法は分かっていません。
しかし、朧気ながら分かってきたことがあります。

今回はその方法を共有します。
メンタルのカテゴリーでちょくちょく登場していた考え方です。

自分の力を制限するもの

自分の力を制限するもの、それは常に自分です。

本番で緊張したり、怖がったり。
本当は心からやりたいことなのに、それをすることのリスクを許容できなかったり。

心の中のもう一人の自分が本当の敵であることは誰もが知っていると思います。
僕もそれは感じていました。
だけれどもその克服方法は分かりませんでした。
誰も教えてくれませんでした。

もう一人の自分が邪魔していることは分かっているのだけれど、どうすることもできない。
こんな状況が続いていました。

自分をコントロールする方法として「パブロフの犬」を参考にしたり、瞑想の呼吸を意識したりしました。

とても優れた方法です。
しかし、簡単ではありません。
時間も労力もかかりますし、本質的なことではありません。

僕はボクシングキャリアの最後の方で何となくですが気がついたことがありました。

自分自身を制限しない

自身自身を制限しない

例えば本番を思い浮かべてください。
緊張すると思います。
そんな時にどんな風に自分に話かけていますか?

「緊張するな」とか「落ち着け」ではありませんか?

その確率が高いと思います。
僕がそうだったのが根拠です。

でもある日僕は気がつきました。
これが良くないのだと。

「~してはいけない」。
これこそが自分自身を雁字搦めに縛る鎖です。

先入観を捨てる

僕は現役を引退したばかりで、しかも成功を約束されるような実績があるわけでもありません。
なので偉そうなことは言えません。

だけど、ボクシングをやっていた時間は最高に幸せであったし、今後の人生においてもかけがえのない思い出になってくれるという確信があります。
将来の苦境において僕の支えになってくれます。

本気でやっていたからこそ得られたものも多かった。
本気で試合の恐怖や緊張と向き合っていたからこそ、人間関係では物怖じしなくなりました。

新たなことに挑戦する不安や恐怖に鈍くなりました。
挑戦による成功体験を積み重ねて、むしろ挑戦できないことのリスクも知ることができました。

これらは全力でやったからこそ得られた財産です。
誰かから与えられたものではなく、自分自身で勝ち取ってきたものだという自負があります。

でも最初はボクシングを始めることに抵抗がありました。

自分自身を制限していたのは年齢でも他人でもお金でもありませんでした。

「成功しなければ時間が無駄になってしまう」という先入観でした。

でも実際には得られる物がたくさんありましたし、それはかけがえのないものだと感じています。

もしも僕がボクシングをやらない選択をしていた場合、これらは得られなかったわけです。
そうやって考えると挑戦しないことの機会損失は計り知れません。

本当にやりたいことならやるべきなんです。
損なんてしない。少なくとも僕はそう感じます。

本番で力を出せない理由も先入観でした。
緊張したり怖がるのは悪いことだという先入観がありました。

このように自分の心を肯定してあげます。

「緊張してもいいし」「怖くてもいい」。
そう考えてみるとフッと体の力が抜けていくのを感じました。

緊張してはいけないとか怖がってはいけないという先入観が自分自身を縛り付けていたんです。

特に僕のような物事を考え過ぎてしまうような方にはこの方法をとってみてほしいと思います。

まとめ

自分の潜在能力を解き放つには自分自身の力を自分自身で制限しないことです。

本当の制限は他人でも年齢でも経験でもなく、自分自身の先入観です。

やりたいことに全力で取り組む。
自分でも想像がつかなかった力を発揮してくれました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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