自分自身の足枷から自分自身を解き放つ

メンタル
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試合や本番って緊張します。
最も力を発揮しなければならない本番こそ、普段簡単にできていることができなくなってしまいます。

他にも今の状況を変えるのを嫌って挑戦できなかったり。
どこどこに行ってみたいとか、何々を初めて見たいみたいな小さなこともそうです。

僕は自分自身の足枷を外すこと、本来の自分の力を解き放つ方法をいつも探し、いつも考えていました。
未だにその方法はつかめていません。
だけど、朧気ながら分かってきたことがあります。
今回はその方法を共有します。
メンタルのカテゴリーでちょくちょく登場していた考え方です。

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自分の力を制限するもの

自分の力を制限するもの、それはいつも自分です。
本番で緊張したり、怖がったり。
本当は心からやりたいことなのに、それをすることのリスクを許容できなかったり。

心の中のもう一人の自分が本当の敵であることは誰もが知っていると思います。
僕もそれは感じていました。
だけれどもその克服方法を具体的には分かりませんでした。
誰も教えてくれませんでした。

もう一人の自分が邪魔していることは分かっているのだけれど、どうすることもできない。
こんな状況が続いていました。

自分をコントロールする方法として「パブロフの犬」を参考にしたり、瞑想の呼吸を意識したりしました。
とても優れた方法です。
しかし、簡単ではありません。
時間も労力もかかるから一般向けではないんです。
僕みたいな変人しかやりません。

僕はボクシングキャリアの最後の方で何となくですが気がついたことがありました。

やり方は簡単で「自分自身を制限しないこと」です。

自身自身を制限しない

意味が分からないかもしれないので、簡単に説明します。
例えば本番を思い浮かべてください。
緊張すると思います。
そんな時にどんな風に自分に話かけていますか?

「緊張するな」とか「落ち着け」じゃないですか?
こうである確率が高いと思います。
僕がそうだったのが根拠です。

でもある日僕は気がつきました。
これが良くなかったと。
「~してはいけない」。
これこそが自分自身を雁字搦めに縛る鎖なんです。

他にもやりたいことが思い浮かんだ時。
「こんなリスクがあるよ?」「今の生活を捨てるの?」ってもう一人の自分が自分自身を心配して優しい言葉をかけてくれます。
そんな言葉に雁字搦めに捉えられた結果、やりたいことを諦めてしまうんです。

先入観を捨てる

僕は現役を引退したばかりで、しかも成功を約束されるような実績があるわけでもありません。
なので偉そうなことは言えません。

だけど、ボクシングをやっていた時間は最高に幸せであったし、今後の人生においてもかけがえのない思い出になってくれるという確信があります。
将来の苦境において僕の支えになってくれます。

本気でやっていたからこそ得られたものも多かった。
本気で試合の恐怖や緊張と向き合っていたからこそ、人間関係では物怖じしなくなりました。
新たなことに挑戦する不安や恐怖に鈍くなりました。
挑戦による成功体験を積み重ねて、むしろ挑戦できないことのリスクも知ることができました。

これらは全力でやったからこそ得られた財産です。
誰かから与えられたものではなく、自分自身で勝ち取ってきたものだという自負があります。
でも最初はボクシングを始めることに抵抗がありました。

自分自身を制限していたのは年齢でも他人でもお金でもありませんでした。

「成功しなければ時間が無駄になってしまう」という先入観でした。
でも実際には得られる物がたくさんありましたし、それはかけがえのないものだと感じています。
もしも僕がボクシングをやらない選択をしていた場合、これらは得られなかったわけです。
そうやって考えると挑戦しないことの機会損失も計り知れません。

本当にやりたいことならやるべきなんです。
損なんてしない。少なくとも僕はそう感じます。

本番で力を出せない理由も先入観でした。
緊張したり怖がるのは悪いことだという先入観がありました。
「緊張してもいいし」「怖くてもいい」。
そう考えてみるとフッと体の力が抜けていくのを感じました。
緊張してはいけないとか怖がってはいけないという先入観が自分自身を雁字搦めに縛り付けていたんです。

特に僕のような物事を考えこんでしまうような方にはこの方法をとってみてほしいと思います。
ボクシングに関係なくても通用すると感じています。

やりたいことを全力でやる

とにかく全力でやる。
これは力づくでという意味ではありません。
力むと何事もギクシャクします。
力を抜いた全力です。
勝負の終盤を意識したペース配分をするなということです。

プレゼンでも商談でも試合でも途中で疲れて尻すぼみになってしまうことってあると思います。
最初に飛ばしていると途中で不安になることは必ずあるはずです。

でもここで力を抑えようとしてはいけないんです。
僕はここで冷静になってペースを緩めて自分を制限していました。
でも、本当の僕はここで全力疾走したいんです。
力を緩めたくないし、このままのペースで走りぬきたい。

深層心理にはその気持ちがあるのだけど、その気持ちを自覚していないだけでした。
僕の深層心理にはその感情があるからこそ、もう一人の僕は不安に感じていたんです。

「このままのペースで走り抜けてやろう」と考えると身体の力が抜け緊張から解放されてキレが上がりました。
そしてなんだかんだ、最後までそのペースで行けてしまうものでもあるんです。

まとめ

まとまりのない話になってしまいました。
自分の潜在能力を解き放つには自分自身を制限しないことです。
本当の制限は他人でも年齢でも経験でもなく、自分自身の先入観です。

やりたいことに全力で取り組む。
自分でも想像がつかなかった力を発揮してくれました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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