意識の仕事は状況の認識
既述のように顕在意識の仕事は状況の認識です。
「今こんな問題を抱えている」と正確に認識することができれば潜在意識がそれを解決してくれるんです。
現在の状況を正確に認識し、潜在意識に伝えることが顕在意識の仕事です。
何故こんな風に考えるのかを説明します。
僕は少し難しい数学や力学の本を読んで勉強することがあるんですが、これがかなり難しく少しも頭に入ってこないことがあるんです。
でも僕は必死に考えるんです。
で、「もういいや」と諦めてしまいます。
その後ただぼーっとしてると、突然答えやそのきっかけが頭に浮かんでくるんです。
「閃き」です。
僕は何度もこの経験を積むうちに、ある答えに行きつきました。
「顕在意識が問題を解決していると錯覚しているが、主として問題を解決しているのは潜在意識だ」と。
顕在意識である僕があれこれ考えていると錯覚していたのは、問題を細部まで認識してそれを潜在意識へ伝える作業だったんです。
問題を正確に認識することができれば、潜在意識の能力が働き始めます。
ぼーっとしている時に答えが浮かんでくる理由だと僕は考えているんです。
顕在意識が脳の資源を潜在意識に明け渡したことで潜在意識は問題解決の計算に全ての資源を投下できる、つまり人間の潜在能力を開放するためには、ぼーっとすることも必要だってことです。
この原理を応用した方法で僕は勉強を行います。
まずは目の前にある問題を全力で解決しようと試みます。
顕在意識の問題認識の処理と潜在意識の問題解決の処理が同時に行える場合は、それでも答えが見つかることもありますが、どうしても答えが出ないことがあります。
そんな時は僕は頭を空っぽにしてぼーっとしたり、頭を使わなくていい娯楽を楽しんだり、できるなら寝ます。
そうすると頭がすっきりとするんです。
恐らくは潜在意識が顕在意識の認識した情報を脳内で整理し、これまでに獲得した情報と関連付けてくれているからだと考えています。
そうすることでふとした瞬間に答えが浮かんできます。
ボクシングへの応用
ボクシングにも応用できます。
例えば相手の癖を利用したい時。
下にフェイントすると大袈裟にガードがさがる選手っていますよね。
そんな時は「腕が下がったから、そこを右フックで狙おう」みたいな感じで具体的に考えがちです。
でも、既述のように顕在意識の仕事は状況の認識です。
答えを出すのは潜在意識なので、「何をどうやって狙おう」とまでやる必要はないんです。
その思考が潜在意識の思考を邪魔します。
状況を認識する。
「フェイントでガードが下がる」だけでいいんです。
どのパンチが有効なのかは潜在意識が過去の記憶から計算してくれます。
きちんと情報を伝えられれば意図せずとも身体が動くはずです。
逆に狙おうと意識すればするほど緊張して動けなくなります。
まとめ
顕在意識の仕事は状況の認識。
正確に状況を認識した後は顕在意識に任せる。

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