潜在能力を解き放つ方法

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自分自身への命令は厳禁

そのやり方はシンプルです。
「お願い」。
潜在意識であるセルフ2に顕在意識である僕、セルフ1がお願いをするんです。
僕はそれまで、「こうしよう、ああしよう」と無意識に自分に語りかけていました。
それを「こうしてほしい、ああしてほしい」に変えたんです。

驚く変化が起こりました。
頭の中にスッと入ってくるんです。
と同時にそれまで「こうしよう、ああしよう」と決意した瞬間に得体の知れないプレッシャー、ストレスを感じていたことに気がつきました。
ウォーミングアップでもお願いするんです。
「自由に動いて見せてくれ、俺は見てるだけ」と。
そうすると自然と力が抜けて股関節に乗るんです。
しかも、今までのどの瞬間よりがっちり股関節にハマる。
「こんな脚の角度で乗れたんだ…」そんな発見すらあったんです。

スパーリングの前にセルフ2にお願いをしました。
「好きなように動いて最高の力を見せてくれ」と。
そして、後は彼に任せて彼の見せる動きを観察するだけ。
後で動画を見なおすと、「こんな動きができたなんて…」そんな動きを自然にこなしていたんです。
緊張から解放され、明らかに動きが研ぎ澄まされている。

練習の帰り道、セルフ2に話しかけてみたんです。
「今日のスパーリングは良かったな」って。
そしたら聞いていた音楽に合わせて体を揺すっていたんです。
これまでも歩くときは力を抜こうと意識していましたが、その時より遥かに力を抜いて歩いているんです。
「力を抜こう(抜かなきゃ)」という意識がセルフ2への重圧となり緊張を引き起こしていたことに気がつきました。

僕はこの瞬間に確信しました。
自分自身だと感じていたものは「観察者」だったんです。
セルフ2を観察し、セルフ2の行動の理由を見つけるのが僕セルフ1の役目だったんです。

そしてその瞬間にある事実を思い出しました。
意識のずっと前に脳はその行動を決定しているという研究結果です。
つまりセルフ1、顕在意識は潜在意識のとった行動の理由を後から考える観察者だったんです。

この研究結果にその裏付けとなる実験結果が報告されています。

僕が雑念と呼んでいた感情は確かにセルフ2によるものです。
彼は常に不安なんです。
そんな彼に「こうしろ」なんて言ってはいけなかった。
「大丈夫、君にはできる、やってみてくれ」
こう言わなければならなかったんです。

僕は自分自身へ言い聞かせる言葉を変えました。
命令からお願いへ。
ガルウェイ氏の言葉を半信半疑でしたが、やってみて良かったと感じました。

まさか、僕自身が顕在意識こそが、本当の邪魔ものだたなんて。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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