もう一人の自分はいい奴かもしれない【インナーゲーム】

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丁度今日、インナーゲームという本を読み終わりました。
僕の考え方に共通する部分や僕のやり方と違う部分もあり、とても勉強になりました。

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もう一人の自分

インナーゲームの内容でとても参考になったのはもう一人の自分との意思疎通方法についてです。
僕は心の中にいるもう一人の自分を弱くて、愚かな奴だと思い込んでいました。
でも、インナーゲームを読み進めていくうちにその考えを改めました。

勝負事や何かに打ち込んでいる方なら、自分の心の中にもう一人の自分が確実に存在していることをご存知だと思います。
何かを始めようとすると、「大丈夫?失敗しない?」とか過去のことを比較に出してきて「前はダメになったから、今回もダメになるよ」とか囁いてくるんです。
この存在に気がついていない場合、その囁きに流されて何もかもが台無しになってしまいます。

で、僕はこのもう一人自分のあまりの愚かさに嫌気がさして心の中から締め出してやろう考えて実践していたんです。
彼が出てくるたびに「消えろ消えろ、邪魔するな」と心の片隅に力づくで追いやっていました。

しかしながら、インナーゲームを読み進めていくうちにだんだんと僕の心にいるもう一人の自分を心の片隅に追いやってしまうのは間違っていたかもしれないと感じ始めたんです。
インナーゲームの著者ガルウェイ氏によれば、人間の可能性を最大限発揮させるには僕が弱く愚かだと思っていたもう一人の自分と協力関係を築く必要があるらしいのです。

心配性なだけ

ここからはもう一人の自分のことをインナーゲームの表現を借りて「セルフ(実際にはセルフ1とセルフ2)」と呼びます。
セルフは確かに臆病で心配性です。
セルフは常に何かを心配しています。
セルフには自信がないんです。
ただ、ガルウェイ氏はセルフが自分自身を信じ切った時、人間はその能力を限界まで引き出せると言うんです。
スポーツでは「ゾーン」とか、「異次元」とか「自分じゃない誰か」とか色んな表現法がありますが、あの精神状態のことです。
僕はまだ体験したことのない「ゾーン」と呼ばれる精神の集中状態で、その状態を作り出すカギはセルフが持っているようなんです。

ゾーンはつまり、セルフが未来への不安や過去の後悔から解放され自分自身を完全に信じ切った状態、「今」に想いがある状態だとガルウェイ氏は言います。

セルフは決して弱いだけの、僕の邪魔をしてくるだけの存在ではなく、僕の力を限界まで引き出してくれる側面を持っているんです。
確かに、言われてみれば僕が苦しい時にセルフが囁いてくる言葉は「もうやめよう?」だけではありませんでした。
「もう少し頑張れるよ」そう励ましてくれたこともあったんです。

秘められた力を解き放つ

セルフの不安を解消する方法はガルウェイ氏曰く、『お願い』。
例えばミスをするたびに自分に言い聞かせる言葉ってありますよね。
「ここはこうだろ!」とか「もっと手首を返せ!」「骨盤の回転が弱い」とか。
これらは実はセルフへの命令なんです。

こんな時はセルフの自信は失われて行き、本来持っているはずの能力を発揮できなくなるんだそうです。

大切なのはセルフに『お願い』すること。
「大丈夫、君にならできる」とか「最高のショットを見せてくれ」とかです。

確かに僕もこんな風に自分に言い聞かせられた時は良い動きができるような気がするんです。
「俺の最高の力を見せてやろうぜ」と自分自身に言い聞かせるようにセルフに話しかけた時、肩の力がスッと抜けて自分自身への疑いも恐怖も、不安も解消される気がします。

セルフと仲良くする

僕は考え方を一変させることにしました。
セルフを心から締め出すのはやめて、むしろセルフに身を任せる。
僕はお願いするだけ、この作業に徹してみようと。

僕も「ゾーン」を体験してみたい。
「今」に集中ししか体験していない状態が最も集中できるとガルウェイ氏は言います。
瞑想でも未来への不安や過去から解放された瞬間、今を体験している瞬間を大切にしています。

明日の練習からセルフに全てを任せてやってみようと思います。
僕は身体の動き全てを支配しようとしていました。
でも、それに限界を感じ始めてもいたんです。
随意的(意識的)な運動と力みは切っても切り離せないからです。

とてもいい本、いい考え方に出会えました。

まとめ

いい本ってのは人格や未来を変えてくれますよね。
いい本を読んでいる時は未来が開ける直感というか、予感がします。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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