好奇心とモノマネと学習

よもやま話トレーニング

だらだらとした話です。
内容は0歳児とその学習。

言葉も論理も知らない0歳児。
僕は赤ん坊の学習に人間の学習の本質があるのだと最近感じます。
娘を見るとひしひしとそれを感じるんです。
頭でっかちの僕がプロで戦っている間ずっと見落としてきたことです。

今回は娘から学んだスポーツの練習方法についてお話します。

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子供は学びの天才

子供の学習能力ってすごいです。
ぶったまげます。
さっき寝返りできたばっかりなのに、もうクルクル回転できるようになっていたり、さっきちょっと上肢と下肢を動かし藻掻いていたかと思えば、すぐに自由に動きまわっています。
トライアル&エラーを繰り返してコツを掴んでからの習得がとんでもなく早い。

信じがたい学習能力です。
僕は娘が天才だと思って、得意になって調べました。
驚くことに上記の学習能力が赤ん坊にとっては普通なんです。

つまり子供はみんな天才だってことです。

学習に関して、子供達は僕達大人よりも遥かに高い能力を持っています。

好きなことをやる

大人も赤ん坊の学習方法を理解して応用すればいいと思います。

その方法はシンプル。
赤ん坊は嫌いなことは学習しません。
拒否するだけです。
ただ楽しいこと、好きなことだけにはとことん意識を向けます。

嫌いな勉強は脳を委縮させ学習能力を低下させます。

嫌いなことって頭に入りませんよね。
嫌いなことを学ばなければならないこともありますが、ボクシングを学んでいる方は基本的にボクシングが楽しいからやっているはずです。
だから、好きなこと、好きなスタイル、好きなパンチを練習してください。

実際に研究でもストレスが記憶や高度な論理性を司る海馬と前頭前野を委縮させるという報告があります。
逆に好きなことをやっているときは上記の領域が活性化し、神経細胞の大きな成長が見られました。
脳の能力を最大限発揮するなら「楽しさ」が何よりも大切なんです。
「好き」が最優先です。

好きなことは脳を活性化し伸び伸びと大きく育てますが、嫌なことは脳を委縮させ小さくしてしまいます。
作用が真逆なんです。
そしてこの違いは学習の好循環と悪循環を形成します。

好きの好循環 嫌いの悪循環

好きなことから多くの知識を獲得すれば、それを苦手に応用できるようになります。
発見した知識や法則を別のことに応用しようとする習性、これは「汎化」、「一般化」と呼ばれる脳の仕組みで、この仕組みを利用するために好きなことから入る必要があります。

逆に嫌いなことから入ると脳が非活性化されるのでいつまでもたっても問題解決に必要な知識が手に入らず、苦手が苦手なままです。

ストレスフリーで活性化された脳は普通は気がつかないような法則や知識を発見していきます。
それを苦手なことにも当てはめられるので、嫌いなことにおける問題解決が早まります。
嫌いなことをさっさと終わらせれば、好きなことへすぐに戻り脳を再び活性化させることができます。
この好循環を作り出すことが天才への入り口です。

逆に苦手や嫌いから入ると脳が非活性化され、いつまでも問題解決ができず同じ場所で足踏みだけして靴底がすり減っていきます。
悪循環により体力だけを消耗するとういことです。

スラッガーになりたいなら強いパンチを打つ選手のイメージが、スピードスターになりたいなら速く動く選手のイメージが、ディフェンスマスターになりたいならそのイメージが。
好きなスタイルを目指すことが学習において最も効率的です。
初心者でも上級者でも関係ありません。

メイウェザーが好きならフィリーシェルでやる。
カネロが好きなら脚は伸ばす。
リカルド・ロペスが好きならロングアッパーを覚える。
ハメドが好きならアリシャッフルは絶対にやってください。

モノマネです。
赤ん坊は言葉も理論もなにも知らないうちに高度な能力を身につけます。
大好きな親のモノマネをしているんです。

カッコイイ動きを真似してできるようにする。
好きなこと、楽しいことに挑戦することで脳の潜在意識にある学習機能が起動され、原理や戦略のシステムを解き明かしてくれます。
なんとなく分かるようになるんです。
「あーこんな意味があったのか」
考えずとも無意識に理解していた経験ってありませんか?
僕は大体このパターンです。
やっているうちに法則を理解できる。
やればやるほどその輪郭が鮮明になっていく。
気がつけばその法則を横へ展開して苦手を克服している。

フックの原理をアッパーに応用したり、加速意識をフットワークに応用したり。

初心者は正直僕のブログを読むよりYouTubeで好きな選手を見るべきです。
いや僕のブログを読んで頭でっかちになってはいけません。
もう来ないでください。
ジムでひたすら好きな選手のモノマネしてください。

とにかく好きな選手を見まくる、そしてモノマネをしまくる。
鏡に映った自分を見て、好きな選手のモノマネがどれだけできているか。
なんとなくじゃなく、どれだけそっくりにモノマネできるか。

好きの気持ちに従うことが科学的に脳を活性化させ学習を加速させます。
画一的な指導によりあなたの才能を失わせないでください。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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