人間の動きには『癖』がある 無駄な癖は動作効率を損ねる&相手に利用される

運動理論
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僕の動きの癖があって、不必要に大袈裟に動いてしまうんです。
例えば打ち終わりに無駄に大きく跳び退いたり、ダッキングが大袈裟であったりですね。
走るときも”無駄に”ダイナミックです。

利点であることもあると思いますが、僕の場合は不要なケースが多いんです。

今回はパンチにおける大袈裟な癖で野木トレーナーに指摘されたことについてです。
これはストレッチをしてもらったごとうさんにも近い内容を指摘されています。
肩の挙上癖ですね。
専門家が見ると違和感を覚える癖なんだと思います。

子供の頃から肩を挙上する癖があるのは分かっていました。
脱力しているつもりが脱力していないなんてことが未だによくあります。

野木トレーナーの指摘はサイドステップする時に『大袈裟に肩を動かし過ぎていて、それを制止する為に無駄な時間と体力のロスがあり、次の動作が遅れる』ということでした。

で、指摘された通り肩を回し過ぎないようにしたら、たったそれだけにも関わらず動きがスムーズになって無駄な体力と時間を節約できるようになって動きの効率が上がりました。

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神は細部に宿る

以下の記事でもお話していますが、神は『細部』に宿ります。
例えば今回の肩の動作であったり、以下の記事の足首の硬さであったり。
身体の細部です。

速く動こうとしてアクセルを踏めば、確かに速くなる気がします。
でも、エンジンのうなり(個人の動きの癖)によって相手に気がつかれてしまいます。

速い動きや強い動きを求めるなら、全体ではなく細部に目を向けるべきです。
全体的なイメージだけで、速く動こうとすればするほど、無駄が増えて動作の効率が落ちます。
速くなった気がするだけで、実際には速くなっていないことがほとんどです。

強いパンチもそうです。
初めの内は強く打つコツを掴む為にただ強く打つことも必要かもしれません。
でも、ある程度コツを掴んだら、がむしゃらに強く打とうとうとせず、脱力しそのコツ(感覚)を磨く方に注力した方が長い目で見れば成果があります。

大袈裟な動作は相手に利用される

ただ速く動こうとすると身体の色んな場所に『動きの癖』が出ます。
表情であったり、筋肉の力みや関節の無駄な動きなんかです。

無駄な動作は相手に読まれて利用されます。

例えばボディーを守ろうとするブロッキングの動作で腕が頭部から大きく離れてしまえば、相手はボディーをフェイントにして顔面へのパンチを狙ってくるはずです。

ジャブの前に腕を引く動作があればカウンターを狙われることも考えられます。

他にも大げさな動作は相手に読まれて利用されます。
※わざとならいい。

まとめ

漠然と速くなろうとしたり、強く打とうとすれば動きの無駄な癖が出てしまう。
細部に注目すると答えが隠されている。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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