PFPから学ぶボクシングの必須要素 スタミナ

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数回にまたがってPFPファイターを俯瞰し、一体何がボクシングにおいて重要なのか。
それを分析していこうと思います。

今回はスタミナです。

『あの選手はスタミナがある』

どんな印象ですか?
「泥臭そう?」「才能”は”無さそう?」

いいえ、違います。
才能です。間違いなく全てのボクサーにとって恐怖の特性です。

誰でもスタミナはつけられるという誤解からか、何故か上記のイメージも持たれる『スタミナ』。
断言しますが、誰にでも身につけられるようなものではありません。

スタミナがあると聞いたらまずは、震えるべきです。

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持久力は簡単に手に入らない

僕は本当に始めの頃、スタミナは才能のない泥臭い奴にだけ必要なものという考えをしていました。
なにしろ『努力はダサい』なんて考えていた中二病でしたから。
歳を重ねた今なら分かります。

スタミナは努力なしには身につけられません(先天的に有利な特性はあるようですが)。

僕は努力なんて誰にでもできることだと思っていましたが、違います。
努力は”結果的には”誰にでもできるわけではないんです。

スタミナは必須

PFPトップ8です。

アルバレス選手以外(最近は疲れない)の選手が疲れることってほとんど見たことがありません(あったらごめんなさい)。
ウシク選手とロマチェンコ選手は12ラウンドやった後にもう一回戦えそうなほど元気ですし、エストラーダ選手と井上選手は1ラウンドから最終ラウンドまで激しく戦えます。

ゴロフキン選手(最近落ちてきた)もスペンス選手も見てるこっちが嫌になるほど相手を追いかけまわします。

クロフォード選手は激しく戦うタイプではありませんが、疲れた姿なんて見たことがありません(あったらごめんなさい)。

アルバレス選手はゴロフキン選手との初戦で疲れていたように見えましたが、2戦目とコバレフ選手との試合ではかなり改善されたように感じました。
スタミナが改善されてからの活躍は特筆すべきものがあります。

野木トレーナーの信条

僕の師でもある野木トレーナーも12ラウンド激しく戦うスタミナの重要性を強調します。
だからこそ練習の走り込みは地獄です。
過言なく吐くほど練習させられるんです。
それもこれもスタミナは勝つための必須条件だからです。

心理的限界

試合中、どんな時に試合を投げ出したくなると思いますか?
「効かされた時?」「上手くいかない時?」
間違ってはいませんが、一番は疲れた時です。
疲労は身体の力は当然として、心の力を奪います。

スポーツにおいて人間の限界は2段階あります。
一つは心理的限界です。
心理的限界というのは「もうだめだ」と心で感じる限界のことです。
肉体的な限界は文字通りの限界で、これを超えることはすなわち死を意味します。
生物として肉体的な限界を迎えるようなことはあってはならないタブーです。
人間の遺伝子には自分の身体を守るための生物としての原始的な機能が備わっています。(生まれつきその働きが弱くて800mを走った直後に死亡するケースもあるそうです。)
走りすぎて死なないための安全弁、それが心理的限界です。
この限界は練習により引き上げていくことができます。
ただ今回はこの話ではないので話を続けます。

人間の遺伝子には生存のための生理機能として「疲れたらやめよう」とういう勝負の世界ではあってはならない機能が備わっているんです。
「もうやめよう」なんて思ってしまったら勝負は終わりです。
絶対に勝てません。
しかしこれは本能なので勝手に働きます。
そしてその遺伝子の発現は疲労と密接に結びついているんです。
身体内部の環境が悪化すればするほど、本能はその場から逃げるために必要な感情と思考を勝手に操り始めます。

これを働かせないためにはトレーニングによって肉体的限界と心理的限界を引き上げることです。

PFPのメンタルはどうして強靭か?

PFPファイターのメンタルは滅茶苦茶な強さです。
時に狂気すら感じるほどです。

このメンタルの強さには色んな要因があります。
成功体験や習慣であったり、もしかすると以下のページで説明したような独自のテクニックを使っているかもしれません。
もしかしたら生まれつき扁桃体の恐怖を感じる部位の働きが鈍いのかもしれません。
とにかく色んな要因があります。

様々な要因がありますが、今回は一つ、確実な要因を僕が断言します。
スタミナです。
PFPファイターが常に強気な姿勢を貫けるのは疲れしらずの豊富なスタミナがあるからです。
間違いありません。
50戦無敗のメイウェザー選手のスタミナは半端じゃありません。
毎日20km走ってたとか聞いたことがあります。
全盛期のパッキャオ選手のスタミナも半端じゃなかった。
疲れないからこそ無駄なことを考えない、集中力が切れないんです。

もしも3日3晩、夜通し走らされた状態でタイトルマッチをさせられたら流石のPFPファイターの心も折れるでしょう(折れないかも)。

くどいですが、スタミナは本当に重要なんです。
PFPファイターは天才です。
だけど死ぬほど努力しているんです。
少なくとも12ラウンド36分間疲れない程度(半端じゃない)には練習しているんです。
12ラウンド経験している僕が断言します。
本当にやばい練習量をこなしています。

だからこそ僕も死ぬほどスタミナをつけたい。
野木トレではいつもぶっ倒れる覚悟で最初から先頭を走っています。

僕はスタミナを”超”重要視しているからです。

今回はPFPファイターから学ぶスタミナの重要性でした。
次は何を取り上げようかな。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人
ストイック長濱

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
WBC世界同級34位
WBO-AP同級3位
角海老宝石ジム所属

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