戦略

戦略

アウトボクサーとの戦い方

上の動画は結果論である、と前置きして始めます。 避けて殴る カネロやタイソンが攻撃を成功させるパターンの一つを抽出しました。 リーチで劣る場合は プレッシャーをかける→相手を引きつける→殴る は、成功確率の高い一つの形だと考えられます。 タ...
よもやま話

不安や恐怖の殴り方

実戦や試合が恐い。でもどう対処すべきか分からない。 ボクシング、ひいては人生において、恐怖や不安を克服しようと格闘することには価値があります。 恐怖とは 「恐怖」という対象を漠然とさせたまま悩むことは、空気と戦うようなもの。勝ち負け以前に、...
戦略

バムステップのやり方

バムステップ 手順 1.軽打 2.1を嫌がって相手は足を止める 3.体が重くなる姿勢にする 4.相手に近づく 5.背後へ回り込める 「相手の背後へ回り込む」行為には、「相手の足が止まっている」必要があります。 仮に俊敏な犬を用意しても、あな...
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トレーニング

カウンターの考え方

カウンターが上手くなる為には、カウンターが"起こる"論理的な構造を考察し、それを処理可能な手続きにまで落とし込む必要があります。 カウンターの構造が分かれば、そこから逆算し「それを習得するにはのどのような練習をすべきか?」と自然かつ詳細に連...
戦略

カネロやメイウェザーの振り子歩き

彼らが同じような技術を共有している理由を考えた場合は、やはり 1.股関節が強い 2.防衛本能に素直に従っている(隠れる) が考えられます。 人体とボクシング、という制約下においては、振り子歩きはボクサーの取り得る最適解の一つなのでしょう。 ...
メンタル

膝が曲がるその八

歩き打ち 腸腰筋が強い場合は必然的にカネロやメイウェザーのように脚が伸ばされる。 腸腰筋が弱い場合は逆の作用が起こるからしたのような姿勢になる。この場合は重心が下がる。 重心が上がると物理的に動きにくくなる、すなわち歩くだけが大変になる。 ...
よもやま話

膝が曲がるその四

続き。 姿勢と技術 骨盤が前傾すると脚が伸ばされることはその三で説明しました。詳しくは上のリンクを見てください。 今回は骨盤前傾と上のゴロフキンの踏み込みとの関係、そして、骨盤が前傾しないことが導く非合理の自己増殖についての長濱説を述べます...
初心者向け

ボディーブローの狙い

ボディーフック 脂肪で守られた脇腹をフックするボクサーが僕の統計では九割を越えていると思います。 ボディー=腹 と誤訳してしまったのだと思います。 横っ腹を叩かれても皮膚を叩かれた痛みはあっても、内臓に響くような激痛はありません。 脆弱だか...
トレーニング

パンチの打ち分け

側頭部フック ロングレンジからフックで側頭部を狙おうとすると、必然的にそこを擦るような軌道になります。 この場合の動作はストレートやジャブと類似するので、必然的にそれらと同様の予備動作が起こります。 すなわち、相手のフックとストレートの区別...
戦略

パッキャオの攻防一体システム

大腰筋ボクシング 左大腰筋の収縮ポジションで守備を担保しながら様子見。相手の隙をついて一気に右大腰筋の収縮ポジションへ移行し攻撃。 攻防を胸椎の側屈回旋で完結させるから、無駄な重心移動を抑制し転倒防止本能の反射的な力みを抑えられる、かつそれ...
戦略

ロシアンフックの打ち方 その四

ダンベルを使う練習 構造的にロシアンフックは上腕の内旋、すなわち肩甲骨の外転前傾外転が必要条件であると考えられます。 さらに言及するなら強い股関節ロックも。 強力な股関節と肩甲骨のロックは、あくまでも「本格的にナックルを当てる手打ちロシアン...
戦略

戦略⇒敵の資源を分散させる

所謂「ストレート」を信仰することには価値がない、と下の動画で主張しました。それをするのは幼児性に駆動された思考停止のバカだけです。 コミーは正面を腕の守りで固めています。ロマはすかさず側頭部をフック。 それがコンビネーションであり、戦略であ...