隠れる≒ポジショニング

技術運動理論選手分析
知った風と印象
「根拠なし」の進化系の妖怪が「知った風」です。 知った風「重心とは〜それを操作することにより〜」 などと意味不明な内容を雄弁に語ります。 普通の人「雰囲気で誤魔化すな。」 印象「そうなんだぁ!凄い!色んなことを知っているんだね!」 修辞法(...

ボクシングのポジショニング

「ポジショニング」やら「距離感」やらの技術は、ボクシングを無意味に複雑化していると思います。

たぶん、ポジショニングは「嫌がる」こと。

ロマチェンコ

ロマチェンのロマステップの気持ちは「隠れたい」だと考えています。

その気持ちに素直に従っているわけです。ヒトの生理的な反応速度や一般的な運動の方法から演繹的に考えるなら、「ボクシングとは〜」「ポジショニングとは〜」と考えながらボクシングが実践されているはずはありません。
“なんとなく”行われています。

言語による思考は体の動きを止めてしまうからこそ、「なんとなく」が重要です。

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【言葉で】脳の言語はイメージ【伝えるな】
今回は僕が読んでいる本の中から面白いと思った話を共有します。『インナーゲーム』という集中力に関する本です。僕の考え方とは表現方法が微妙に違いますが、人の内面の活動を「セルフ1」「セルフ2」に分けています。僕は「本能(感情)」と「意識(思考)...
ロマチェンコの戦い方の全体像
最近角海老ジムの高根選手を指導する機会に恵まれました。連敗中ですが根性のある選手なので東京にいる間に少しでも力になってあげたいと思います。 彼はいろいろな選手を参考しています。オリジナルになる前の成長段階です。参考にしている選手を聞いてみる...

メイウェザー

ロマステップが湧く泉はイウェザーのディフェンスが湧くのと同じ泉。

徹底的に防衛本能に従う(≒嫌がる)こと。

その延長線上で、メイウェザーは相手の背後に隠れようとしている、と考えられます。

「ポジショニング」のような高尚な技術観は、真理をボクサーの目から隠していると言えます。

メイウェザーのディフェンスルーティン
ディフェンス≒防衛本能ジャロン・エニスの嫌がるディフェンス

手打ちで良いはずのパンチが、「体重移動云々」と歪められてしまうに。

エニス

エニスのディフェンスはカッコ良いですよね。所謂スリッピングアウェーを多用します。

複雑化された技術観の元では、それは超高度な技術だと解釈されます。

子供にボクシングを教えたら分かりますが、彼らが最初に覚えるディフェンスはむしろこれです。顔を背けること。

「嫌がっている」という視点なら、それは最も簡単なディフェンスだと言えます。

ジャロン・エニスのインファイティング
嫌がる≒隠れる≒ディフェンス ディフェンス≒予測

あなたがエニスのようにパンチを躱せるなら、僕の言いたいことがわかるはずです。それは反射的に起ってしまうことであり、高等技術などではありません。

反射的に起きているだけの最低難易度の技を、高等技術かのように語ってしまうような差を、認知(≒技術観)はボクサーに与えていると考えてみてください。

仮に「スポーツ技術が生理的な反射の延長線上にある」が真なら、「技術は積み重ねて習得する」という認識は誤りです。

技術や練習方法はそれを基に導かれてくるので、後者のボクサーは誤りを積み重ねます。

よって後者と前者には最終的には絶望的な差が生まれるだろうと予想できます。

「スポーツ技術は生理的な反射の延長線上にある」という仮定は皆さんの経験や観察ともきれいに符号するのではないかと思います。

これが大人と子供の学習能力の差であると言えるのかもしれません。

カネロ

カネロが脇腹(≒大腰筋)を収縮させて相手のパンチングレンジを避けながら近づいていくのがわかるはす。
※ロマチェンコも同様

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カネロの「振り子歩き」

つまり「隠れるディフェンス」の構成要素として、太い腸腰筋が考えられます、

大腰筋が弱いなら、カネロのように危険な空間を避けながら近づこうとしてもできません。

腸腰筋の未発達の赤ちゃんはどれほど願っても立てるようにはなりません。

この場合は恐いのを我慢して近づくなど、様々な代償が起こると考えられます。

腸腰筋の強さは「隠れる」の必要条件。

単純化⇆複雑化
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カネロとクロフォードの嫌がるディフェンス
嫌がる≒ディフェンスディフェンス≒予測

カネロとクロフォードは急所をギリギリ外しています。考えてやっているとしたら人間技ではない。

「この角度は急所だ。間に合わない。横を向こう。」
スパコン並みの計算能力。漫画の世界。

パッキャオ

パッキャオの相手の背後へ回り込むようなフットワークは、「考えて」ではく、感情に従って”起こっている”と考えられます。

パッキャオの嫌がるディフェンス

フォアマン

「嫌がる≒ディフェンス」との仮定には、フォアマンの合気道を説明させられます。

ロマやデレブが相手の頭や腕を掴まえて動かしてるのも、体当りして相手の動きを封じているのも、メイウェザーの反則テクニックも、ディフェンス≒防衛本能の反射という解釈は説明してくれます。

メイウェザーの反則テクニック
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フォアマンのインファイターとの戦い方
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ロマチェンコの体当たり
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ロマチェンコのロマステップ
掴まえて動かすデレブステップ
フォアマンの合気道ディフェンス
ジョージ・フォアマンの合気道ディフェンス。これに似た動きはロイジョーンズやメイウェザーもやりますよね。 一流の自然体 知らない方には一度、最後まで見てほしい。 合気道ディフェンス 手を伸ばして頭を抑えて、体を掴まえて。まるで素人のような動き...

井上尚弥

この解釈は一流が一流なのは、「ヘッドスリップとは〜」「ダッキングもは〜」「スリッピングアウェーは〜」と一々を区別しないから、と敷衍できます。

井上尚弥のブロッキングとダッキングの共通点
解説ディフェンス≒防衛...
井上尚弥の嫌がるディフェンス
嫌がる≒ディフェンス ディフェンス≒予測
井上尚弥の距離感
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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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