ワンツーは難しいですよね。そうである場合は、この記事をあなたのワンツーを考える足場としてみてください。
下の「滑るように踏み込む」という記事で主張したのと同じ論理です。
ワンツーは「投擲」の延長線上で作られるべきと僕は結論しています。詳しくはブログ記事を探してみてくください。
ここで散々説明しているように、人体はその構造から、投擲に最適化されているだろうと推理されるからです。
生まれたばかりの、立つことすらままならない幼児ですら座ったままで投擲を行える事実と、オーバースローを行える大型哺乳類がヒトだけである事実が上の主張を支持してくれると思います。
この仮定が妥当だとするなら、投擲を土台としてボクシングの技術は考えられるべきです。
以上の視点からワンツーを考える場合、その前提となる踏み込みは、下の大谷やカネロのようなフォームになると考えられます。
踏み込みの土台は
1.股関節ロック
2.股関節の開閉
上のような股関節を閉めた待機姿勢(≒パワーポジション)が基本的な姿勢(≒構え)です。
そこから股関節の開閉で踏み込むのが妥当です。ピョンピョンしません。
上記の一流スポーツ選手の共通点「股関節内旋内転ロック」を導くのは、内転筋群腸腰筋だと考えられます。
彼らは生まれつき上記の筋肉が太い故に、必然として合理的な体の使い方になるのでしょう。
すなわち、カネロや大谷、メッシ、ジョーダンなどの一流選手が同じ体の使い方に収斂するのは、彼らが同じ前提を共有しているからです。
従って本格的なワンツーを打つには投擲を上手く行える必要があり、その為には上記の筋肉を鍛える必要があります。
「カネロのようなワンツーが打ちたい」とどれだけ念じた所で、できるようにはならないと言い換えられます。恐らく、「鏡の前で形を確認しながらの練習」もそう。
念で現実を引き寄せるのはエスパーか魔法使いだけ。
また、そうやって「願いは叶う」という、幼児染みた論理を歓迎するバカから搾取するのがカルトです。
鏡の前で見栄えを整えるのはダンスです。ボクシングには芸術点はありません。
コメント