ボクシングの世界観は常に今の連続、今→今→今です。
実戦では練習や計画は敢えて捨て去ります。
そしてこれはボクシングだけにとどまらず、他のスポーツや仕事、人間関係にも応用できると感じます。運命に身を任せる生き方がフロー。
「流れに逆らわず身を任せればいい」。そう聞くと軟弱で努力を放棄しているように聞こえるかもしれません。しかし流れに身を任せるとは決して努力をしないわけでも、成功を目指さないわけでもありません。
「人事を尽くして天命を待つ」「果報は寝て待て」「まくとぅそーけー、なんくるないさ~」な生き方。やることはやったと思えたなら、後の責任は神に丸投げしてしまうのです。失敗してもあなたは一切悪くありません。
「神」という概念はきっと、人々を挑戦の重圧から開放する先人達の知恵です。
今、目の前のできることに対応する
過去→今→未来ではない
過去からの一貫性に囚われてはいけません。進路変更、意見変更を恐れてはいけません。過去の正しさや未来の予測(妄想)は、あなたを安心させる以外に価値を持ちません。無価値への執着心が大きな機会損失を生みます。注力すべきは今。世界は今の連続でしかないから。今という瞬間どう感じているのか、どう行動したいのか。
今を生きるとは欲求のフロー(流れ)に身を任せるということ。それは同時に未来であなたを待っているあらゆる困難をあなた自身で引き受ける覚悟を決めるということ。誰かや何か、幸運が状況を好転させてくれることに期待(執着)しない生き方。
今にのみ没頭する。
過去からの因果、未来への計画は捨て去って目の前で起こることにのみ対応する。それがフロー。
今に没頭した場合にのみ結果が引き寄せられてきます。今限界を尽くしたなら、その結果がどうであれ、それは受け入れるしかありません。そう腹をくくることで、幸運が運命を引き寄せます。
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