外的な動機と内的な動機を切り離して心を調和させる

メンタル
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内的な動機と外的な動機

本然を知る

分かりやすいように最初にまとめると。
セルフ2=本能=潜在意識=感覚、直感
セルフ2=理性=顕在意識=言語
本能とは動物的な欲求ではなく、本能にまで落とし込まれた、幼少期から積み重ねられた連続性のことです。本然という言葉もありますね。僕は本能と呼ぶ方がしっくりきます。

一昨日のことです。
本でも読もうかと喫茶店へ入ろうとした時。その瞬間に「公園の方が安くない?」って強烈な感情が湧き上がってきました。セルフ2(本能)の声だと思います。

コーヒーだけ調達して近くの広い公園でぼーっと本を読むことにしました。
読書中にふと「嫌な感じしないなあ」と思ったんですよね。多分セルフ1がセルフ2の声(言語ではなく感情)が聞こえないことに気がついたのだと思います。

この時に自覚したのですが、恐らく僕は無理をして喫茶店へ行っていたのです。コーヒーだけなのに無駄に高いし、人が多くガチャガチャとうるさい。潜在意識は嫌がっていたのを顕在意識である理性が「大人だから」みたいな固定観念で無理やり連れ回していたのだと気が付きました。無自覚に僕の中の常識に従ってしまっていたのですが、僕の真の心は本当は喫茶店に金を使うことを嫌がっていたんです。

僕はケチですが、それとは少し違う感情です。
ガチャガチャとうるさい空間に金を払うのが嫌なのだと思います。ケチったらそれこそ誰かの「お金は大切」て常識に囚われてしまうとも感じますしね。必要なら金を払って手に入れる、不要なら1円も出さない。要はメリハリです。
僕は試合の応援に来る家族の旅費宿泊費を負担しますし、それには嫌な気持ちありません。むしろ、恩返しをしたいという出費に前向きな気持ちがります。

きっと、自分のことを良く分かるようになってきたからこそ、僕にとって無駄な出費を嫌うことができるようになったのだと考えています。

31歳にして、僕は僕のことをまだ良く知らないのだと痛感しました。
他人や家族と比較すれば、僕は僕自身をとても良く知っています。だけど心の奥底に隠された心にはまだまだ到達できません。

常識的な欲求と本当の欲求

この体験を通して動機付けには二つあるのだと感じ、この二つの混同が不幸を呼ぶのだと閃きました。その二つは内的な動機づけと外的な動機づけです。

自分自身のことであれば、ある程度は何が好きで何が嫌いかの自覚的な価値基準が僕にはあります。これに駆動されるのが内的な動機づけによる行動です。

一方で僕は家族の価値観は知りませんから、家族を喜ばせる時はなんとなく一般的な常識を当てはめ、こうだろうと判断しています。これが外的な動機づけです。

家族に対しては「観光しやすいこの場所にホテルを取るのがよいだろう」とこれまでに培った常識を当てはめて判断を下します。

この価値判断を他人にだけ適用している間は不幸はないのですが、僕の脳の理性は誤って他者へ用いる価値判断を僕自身に対しても当てはめてしまうことがあります。
外的な動機により駆動された、自分自身の為の行動が不幸を呼びます。

喫茶店の例のように、本当はやりたくないことをやっていたら、全く楽しくないどころか、嫌な感じが消えません。

誰かの常識的な欲求を自分の欲求だと誤解してしまうのは僕だけてはなくみなさんも経験があるはずです。

葛藤を積み重ね、本当の内的な欲求を感じられるようになれば「こうあらねばならない」とする常識的な理性の欲求に対して抵抗力がつきます。

葛藤の経験が少ないと、常識的な誰かの欲求と自分の欲求を混同し続けてしまいます。本能と理性の調和が取れなくなるんです。どんどん脳のポテンシャルは衰えていき、集団の意思決定に抗えず負のフィードバックループに人生が陥ります。無自覚に他人に生き方を強要されているから、イライラして不満が溜まります。恐ろしいことに無自覚にです。

僕は経験を蓄積し自分自身のことを理解できるようになって、少しづつ不幸な生き方から開放されている実感があります。

外的な動機と内的な動機を混同することで始まる負のフィードバックループが不幸の始まり。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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