強く速い踏み込みと前重心

技術選手分析
踏み込み
ブレーキ効果
強く速いフットワークのやり方
パラエストラ天満長濱クラス

踏み込み

コンピューターで作成したような姿勢には重力下では推進力があります。

股関節はこの推進を補助する構造をしています。

股関節の開閉

速く強いフットワーク
上の記事の続き。 股関節ロックとフットワーク 冒頭の引用記事で細かいことは説明していますので、詳しくはそちらを。 上の記事の内容を所与として考えるなら、踏み込みの形は下の井上尚弥のようになります。 1.股関節ロックで推進力強化 2.脛骨で床...

上の踏み込みと対比するためにビョンビョンと飛び跳ねる踏み込みについて言及します。

物理的にビョンビョンした場合に力を受けられるのは床を離れる直前まで。従って相手に向かう毎にその速度は減衰します。

一方で、上に載せたような姿勢は乗り込んだ足から力を受け続けるので前足を接地させるまでは物理的に体は加速し続けます。

またその姿勢はワイルダーのような、頭が相手から遠ざかるような姿勢です。所謂後ろ重心。

それは推進力を高めると同時に相手のパンチの射程から頭を遠ざけます。攻防一体。

後ろ重心、前重心という考え方について言及します。

姿勢は状況に応じて変化させるものです。
それでボクサーを分類する、ひいてはそれを前提にボクシング技術を考えることはボクサーを脆弱にします。

バカの法則その七
気がつけば七に。 今回は指導レベルで物事が複雑化していく原理についての長濱説。 「殴る」ことがどうしてこうも複雑になるのか、そして、「殴られない」ことがどうしてこうも複雑になるのか。 なんなら、構えるだけがどうしてこんなにも複雑化するのか、...

子供は、アカレンジャーは〇〇、アオレンジャーは□□、ピンクレンジャーは✕✕などと無意味な分類を好みます。前重心や後ろ重心の分類はこの類いの幼児性に由来していると思います。

前重心は攻撃的、後ろ重心は守備的、と単純化することは考えることへの費用を嫌うヒトの心を安心させます。

安心を遠ざけて技術の再現性を高める
再現性はどこで誰が相手であっても、いつも通りに振る舞える能力を言います。 練習は強いのに本番の試合で弱い、シャドーボクシングは様になっているけどスパーリングだとからっきしダメ、とか。 ウサイン・ボルトのように国の代表として、かつ全人類の期待...
幼児性と自己喪失と同調圧力
日経225大暴落しましたね。つられて何もかも急落。 後に振り返った時に、これまでの章とこれからの章の区切りとなる、歴史的に重要な日が昨日だったじゃないかと興奮しています。ボクシング業界もこの影響を受けると予想します。 歴史の目撃者って興奮し...

むしろ前重心はうずくまって急所を隠すディフェンス。既述したように、推進力を高めるという視点ならむしろ攻撃的なのは後ろ重心。

また、これも固定した視点での話。単純化の為に前提を絞り込んだだけなので、これで納得するのも思考停止のバカ。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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