腰抜けになるな

よもやま話

腰抜けになるな

心理学精神医学用語のコンプレックス(独:Komplex)とは、衝動・欲求観念記憶等の様々な心理的構成要素が無意識に複雑に絡み合って形成された観念の複合体をいう。普段は意識下に抑圧されているものの、現実の行動に影響力をもつ。

肉の小路ニクヨ動画を観てからゲイの動画がYouTubeに溢れています。

その中から”魂を感じる”アーティストを見つけました。YouTubeでブレイクし、現在はミュージカルなどの興行を行うまでに。歌手、振り付け師、興行主、YouTuberなどなど多彩な肩書から彼女の才能の一端が感じられます。

上の引用の歌は、その歌詞から、彼女の経験に由来していることが明らかです。
その洗練されたパフォーマンスは、彼女が乗り越えてきた困難の大きさの一端が感じられるほど。

見た目の美醜や人種、性別のような、動物性に基づいた属性で人を評価し、少数派の才能が抑圧されるのは社会的な損失です。バカ以外は得をしません。
あなたが自分の才能を信じるなら、トドリックのようになれるチャンスがあります。他人の足を引っ張ることに人生を捧げるバカを恐れて行動に移さないのは才能の浪費です。

Todrick Hall (born April 4, 1985) is an American singer, rapper, choreographer, and YouTuber. He gained national attention on the ninth season of the televised singing competition American Idol. Following this, he amassed a huge following on YouTube with viral videos including original songs, parodies, and skits. A documentary series about his video-making process titled Todrick aired on MTV in 2015.

He was raised by a single mother until she married when he was a teen, when he gained a brother and stepfather.[8][9] Later the family would move to Dallas.[8]

ウィキペディア

ウィキペディアを読めば、彼女が乗り越えてきた困難の一部を知ることができます。

メイクで若く見えますが、現在は38歳。今の地位へ上り詰めるまでに、僕らの想像をはるかに超える苦労を経験してきただろうことを想像できます。

今の社会のように、多様な価値観が許されなかったであろう世代の、黒人のゲイです。

彼女のタフさは、その生まれながらの属性と現在の地位を比較するとより鮮明に浮かび上がります

また、ウィキによれば彼女の母親はトドリックの幼少期に父親と離婚し、その後に再婚するまではシンママで育て上げたと。
歌の歌詞から実の父が飲んだくれであったことが想像できます。

トドリックを育て上げたお母さんも、彼女に負けず劣らずの強靭な女性だったことが窺い知れます。

「ママは私をビッチにはさせなかった」
は母親の教育が機能していたということなのでしょう。

認識

トドリックの才能が開花したのは、「比較」の認識が開眼したからでしょう。

それがガラクタをガラクタと認識させ、真の価値を判断をさせた。

シンママ家庭、黒人、ゲイ。
居場所を確保するだけが困難な超少数派。
だからこそ、彼女には自他の境界線が、すなわち彼女の社会における存在意義が明確に認識できたはずです。

普通の人のようにやりたいのだけど、神から与えられた性質上にそれが全くできない。

しかし、その超少数派の視点こそが、人々を縛り付ける「性別」や「人種」などが含意する、暗黙的な「こうあるべき」という価値観を浮かび上がらせた、と考えられます。

以上が、トドリックの歌がそれを聞く人の本能に訴える力がある理由だと推理します。

心の奥底に沈殿している、人々の「こうなりたい」という欲求を、彼女の歌詞とパフォーマンスは無理やり引き上げて、意識下に顕在化させているのです。

コンプレックス≒光明

「普通」という閃光に目がくらむと見えなくなる世界があります。

また、恐らくはトドリックがそうであったように、暗闇の中にいるからこそ、見えてくる光明があります。

比較はヒトの認識は開眼させます。どうしようもない程に普通にやれないのなら、それは認識の原理上においては、上手くいく為の法則を浮かび上がらせます。

結論「腰抜けになるな」

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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