競争と自我

プライベート

昨日は臨時で石田ジムのスタッフをしました。前半は一般会員さんへの指導。ミット打ちやバッグ打ちのやり方。

今回は入会したての初心者ばかりでした。恥ずかしそうにサンドバッグを打ちながら「どうしたら上手くなるのか?」という話題になりました。
僕が思うに、初心者が初心者に見えるのは、恥ずかしがって一々の動作で流れを止めて確認してしまうからです。
間違いや失敗は、流れを止めた時に顕在化します。音楽に合わせて流れを止めなければ失敗なのかどうかはあなたにしか分かりません。

打ち損じてもぎこちなくても流れを止めないこと。その内に踊るように動けるようになります。

後半はキッズクラス。小学生から幼稚園児くらいまで。
ボクシングではなく、遊びの中で全身を使う練習をしました。
大まかなルールを僕が決定して、細部は子供達に議論させます。
「上手くいくかあ、それ」
と感じても黙ってやらせてみます。

すると「だめだったね」と。
子供達は試してみて始めて身にしみて理解するようです。

一度立ち止まって新たなルールを提案し合い議論。そして再開。段々と中断する時間が短くなり、ゲームとして成立していきます。

その日のチャンピオンも決めます。今回は前回に引き続いて同じ子がチャンピオンに。チャンピオンは誇らしそうでしたし、他の子は再挑戦に燃えていました。
次のクラスではどんなゲームをやるのか、またはこんなゲームなら俺は勝てるなど、思い思いに僕にアプローチしてきたかと思えば、ゲームそのものを楽しんでいるのか勝ち負けに執着しない子もいました。

これこそが個性だよなあと。

それぞれが持つ感性の延長線上に、自分は何が好きで何が得意なのか、それを用いてどう生きるのか、という自我の形成があるのだと感じました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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