不幸の正体 その2 自己喪失

よもやま話メンタル

何度も記事にしていますが。

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不幸の正体は自己喪失

見知らぬ他人を批判し承認を得ようと藻掻く、幼児化した大人で溢れるSNS大衆社会には「幸福論」は必要な処方箋ではないかと思います。

自分の所有物にのみ集中する

他人の言動に注意を向けるのは人生の無駄使いです。どれだけ大声でその所有権を主張したところで、それは僕やあなたの所有物にはならないから。
あなたの所有物はあなたの意志と行動のみ。僕の所有物は僕の意志と行動のみ。

あなたはあなたの、僕は僕の所有物にのみ関心を向けなければなりませんし、その責任を負っています。

他人の行動をとやかく言うのは、他人の所有物に手を付けようとする盗賊と同じ行為です。その行為には大きな罰が伴います。それをやっていいのはその罰を受ける覚悟のある者だけ。

感情に踊らされて、または人気取りの為に他人の批判はしない、という個人の矜持、高潔さは持ち続けるべきだと僕は思います。他人の不祥事を見る度に、きっとあなたの中の悪魔は「我々の正しさを証明してやろう」と囁いてきます。僕もそうです。しかしその悪魔に魂を売る行為は高くつき、あなたがそれを忘れた頃に法外な利息つきで必ず回収されます。

勝海舟「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与からず我に関せずと存候」

「行動が私の所有物だ。評価は他人の所有物。言いたい奴には言わせておけ」

最近は幕末史にハマって色んな偉人の実績を調べているのですが、勝海舟と西郷隆盛の活躍は際立ちます。
勝海舟に至っては予言者の域。
彼の強力無比な知性から導かれた中国の長期的な展望と日本の未来の予言は的中しています。しかし、100年先を生きていた勝海舟の思想を理解できる当時の日本人は、彼と付き合いのあった極小数に限られ、平均的な日本人とは世界観が全く噛み合わず、的外れな批判も多かったようです。だからこそ上のような言葉を残しているのでしょう。
その後の世界史をみれば誰が正しかったのかは明らかです。
勝海舟が無責任な有象無象の罵詈雑言に耐え信念を貫いたからこそ、当時の日本の独立は守られたと言えます。

もし彼や西郷隆盛や坂本龍馬、木戸孝允、高杉晋作といった神がかり的に有能な志士が現れなかったなら、当時の清のように欧米に日本は蹂躙されていたはずです。

彼等に共通しているのは、批判を恐れずに彼等の信念を彼等の責任の範囲内で果たしたこと。

彼等の行動が予言染みているのは、彼等が主観と客観を切り離した脱抑制状態、つまり人の潜在的な知性にアクセスできる状態だったからだと予想します。

勝海舟が言うように僕は僕の、あなたはあなたの正しいと思う行動にのみ集中していれば良いわけで、批判なんぞは有象無象の末人に任せておけば良いのです。

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他人の所有物に触れるということ

他人の所有物に許可なく触れようとするならば当然反撃を受けます。僕は泥棒には徹底的に反撃します。
あなたも財布をカバンから抜き取ろうとする泥棒には徹底的に抵抗しますよね。

でももしその後で、その抵抗に対して強盗が被害者ヅラしていたらどうですか。怒りを通り越して病人への慈悲へと心は変化するはずです。

僕はこの異常な事態が至るところで起こっているように思えてなりません。
身近な例で言えば親や配偶者、子の所有物を無断で奪い取ろうとする行為です。心当たりありませんか。すぐにその実体験が思い浮かぶのではないかと思います。意志や未来という個人の最大の財産を、さも当たり前のように決定するようなことです。
被害者は当然のこととして所有物を守るため盗賊に徹底的に抵抗します。奇妙なのは、盗賊が被害者ヅラをしていることです。

SNSでも他人の名誉を毀損しておきながら、抵抗にあったら途端に被害者ヅラ。彼らが自らのその異常性に無自覚なことから、社会的に一種の精神疾患か幼児退行が蔓延しているのだと予想しています。
彼等はネットに掲載したのなら誹謗中傷は受けいれて然るべきとする、露店を襲撃する野蛮人の論理を常套句として用います。

これらは社会全体で起こっている異常事態だと僕は感じています。

真の所有物

つまるところ、個人の真の所有物はその意志と行動だけです。物質(自然からの借り物)を所有しようとしたり、他人の所有物を自分の所有物と錯覚して、無責任に手を出そうとするから自己喪失が始まるのです。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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