大人の仕事を代理させられる子供

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毒殺された女の子にはもう、何もしてあげられません。本当に痛ましい事件です。
一度、読んでみてください。事実であることを疑う程の衝撃を受けます。

両親二人して何故、歯止めをかけられなかったのか、と。

亡くなった四歳の女の子は、両親と兄弟が遊びに去った暗い家の中で独り、何を思ったのか。糞尿まみれで悪臭のする自分をどう感じたのだろうか。どれほどの孤独を耐えたのだろうか。

遊びから帰る家族を独り、どんな気持ちで待っていたのか。

四歳なら、もしかすると虐待を悲しみ、それを嫌悪できる程の認識すらも、まだ育っていなかったかもしれません。
虐待するような親であったとしても、一緒に過ごす時間は嬉しくて楽しいと感じられる本能的な錯覚が起こっていただろうことは、3歳児の親の立場からは容易に想像できます。
虐待され、邪険に扱われていたにも関わらず、彼女は人を憎むことも悲しむことも知らないが故に、喜ぶしかないんです。
虐待されるのを心から喜ぶ他に生きる術がないなんて、そんなに悲しいことってありますか。どんな感情だったのか想像できますか。僕にはできません。
彼女を虐待した彼女の両親を親としては許せません。

四歳児に自分の格下を演じさせて虐めることに喜びを感じるなんて行為は、大人のやることではありません。殺された女の子の方が、よっぽどまともな倫理観を持って生きていただろうと思います。

この痛ましい事件は、僕がこのブログで何度も述べている、自己喪失、大人の幼児化が原因だと感じています。

原始的な社会では、群れの序列は生存確率を決めました。だから人には、他人に認められたいという強烈な欲求があります。
それが人に努力をさせる原動力として機能するから文明は発展してきました。

人は一番下にはなりたくないんです。それは本能的には死を意味します。努力する以外にそこから抜け出す方法はありません。
時折、社会から弾き出された人が大発明をするのは、本能的な死の危機感がすぐ傍にあるからで、それが猛烈なやる気を引き起こすからです。

しかし、人は承認を求めるのと同時に費用を支払うことは嫌います。他人に自分を認めさせる為の努力は費用です。だから人の心理は、なるべく多くの承認を集めたい、だけど費用は払いたくない、となります。あなたにも身に覚えがあるはずです。

これらの矛盾する性質があるからこそ、人はより効率的な方法を求め発明を繰り返します。ある視点からは大切にしなければならない、偉大な欲求です。

しかし残念なことに、努力はしたくない、でも認められたい、という矛盾した欲求の解消には別の悪徳な方法があります。閉鎖性の高い場所での陰口、SNSでの匿名による誹謗中傷、家庭内での暴力などがその典型です。

今回の虐待事件のような、家庭や学級、オフィス、ジム、SNSという閉鎖的な環境で、無理やり格下を作り上げる行為に、社会的に承認されていない人達は安心を覚え熱狂します

身に覚えはありませんか。

閉鎖空間になると突然、乱暴になる人達。
得てして外面は良い。閉鎖空間の外で媚びへつらった疲れを癒やす為に、閉鎖空間内では仲間を痛めつけます。

他人には慇懃で、仲間には無礼。
そんなおかしな態度になります。

他人に自分を認めさせる為の努力を放棄してその代償を四歳児に支払わせるなんてことは、最も卑劣な部類だと僕は思います。

が、程度を下げればこの手のことは至る所で見られます。

例えばジュニアボクシング、つまり英才教育は、親の正しさを子に証明させる大人の代理戦争の様相を呈することがあります。
満たされない自分の欲求を満たす道具として子供を利用するなら、それは虐待と変わりません。

教育が代理戦争の形になってしまうのは、人の性質として仕方のないことなのかもしれません。もしもそうだとするなら、大人は子供と接する時に一度は立ち止まり、理性により「誰の為なのか」を自問自答する必要があるはずです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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