強さを引き出す為の「休み」

よもやま話トレーニング
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メリハリのある生活を心がける

練習も私生活も人間関係もメリハリを大切にしてます。金も時間も。使う所に使う、ケチる所はケチる。
メリハリがないと何事もダメになるって経験則があるから。
ダメになったら捨てます。そして捨てたら振り返らない。思い出してくよくよしない。もう無いのだから、と納得する。逆にやると決意したのなら、それについて一々を悩まない。後はただやるだけ。

捨てた後で必要になることもありますが、その時は前言撤回で即座にやり直します。

若い頃は負の循環だなあと感じながらもダラダラとしてたんですが、この年になってようやく無駄は無駄と判断する度胸がついてきました。

休む練習

既述のメリハリを大切にする価値観はボクシングの練習に特に活かされていて、長期的に見て効果が薄いと感じたらダラダラやらず即座に捨てます。ただし、また必要になれば導入します。

僕はウェイトトレーニングを10代の頃に少しだけ趣味でやっていました。でもボクシングを始めてからは時間や体力など、投下した費用の割に効果を感じないってのもあって、ウェイトトレーニングには消極的になりました。

技術的な練度が高まってきた今は必要になってきたのを感じます。どこがどう動いてって認識がはっきりしているから、自分のどの能力の強化が必要なのかも自然と思い浮かびます。

後から必要になれば、前言撤回すればいいのだと思えれば、より今必要なことに没頭できます。過去からの一貫性への依存は機会損失をふくらませるばかり。方針転換を恐れるのは時間の無駄。

その瞬間に必要なことに注力する。
今日は休む日なのか、やる日なのか?今は休むのか、やるのか?

今必要なこと(休み)に注力できないと、後に現れてくる機会(練習)を逃します。

一貫性や根性が必要なのは、必要な時だけ。

メリハリなく休むと練習もダラダラして効率が落ちます。本当はあとほんの少しの跳躍で届くであろう次の局面に、いつまでも足が届かないって確率が高まります。

インターバル三分と一分では、その後の走りが異なります。三分休んだ方が生理的には速く走れますよね。速い走りの中で速く走る為の発見が起こります。
その逆も然り。遅い走りの中では遅い走りの為の発見が起こる(あまり意味がない)。

元気溌剌としている時と疲労困憊の日の気分を思い出してください。前者はとにかく速く動こうと気力が充実していますから、速く動く技術の発見に対して心が開かれています。しかし後者はただこなすことだけに意識が向けられます。

もしもこれが1年とか続いたらどうでしょう。多分、後者は発見から閉ざされているので上手くなりません。

練習のメリハリは技術的な発展を後押しする論理があると僕は考えています。だからメリハリがある方が上手くなる。
疲れている時にただこなすだけの努力では効果はありません。インターバル、週、日。休む時に休むのも努力。僕はやる気に満ちた元気な時に一気にこなしてしまいます。

ボクシングの練習とその研究以外は本を読んだり、漫画読んだり、映画観たり。最近はゲームにハマっています。

時々見るだけのサイトに月額を払ってたり美術品の展示会に行ってみたり。リフレッシュには金を出し惜しみはしないことを心がけています。
休む時間の充実が練習の効率を高めるからです。休むのは損失ではなく発見を後押しする機会だと捉えています。

絵画や音楽、織物など、知識はありませんが、芸術を見に行くと色々と感じることがあります。そうやって休みの日に育んだ感受性はボクシングに生かされています。

休む時は休む、遊ぶ時は遊ぶ、働く時は働く。
要不要のメリハリ。あれもこれもと忙しいと上手くなりません。

そして要らないものは要らない、と判断を繰り返す内に無意識下の依存心を自覚し始めます。依存心の自覚は強さ支える強固な土台となります。仏教と同じです。解脱=執着を捨てる=依存心を捨てる。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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