長岡の練習を見ていて感じました。
攻撃前の安全確認ができていない。
フィードバックと観察
安全確認の徹底
だからアクセルが強く踏めない。不安なままだから力んでスピードとパワーを失う。そうなると相手には余裕が生まれる。それが長岡の心のゆとりを奪って焦って力ませる。さらにそれを見た相手に余裕が生まれる。
負のフィードバックの起点として安全確認不足があるんじゃないかなと。
踏み込む前に速いジャブで煽ってみたり、フェイントをいれてみたり。こっそり近づいてみたり。
ダメなら仕切り直せばいい。赤信号でアクセルを踏もうとするから怖くなってミスしてしまいます。
そうやって踏み込む前の安全確認に個性が出たりします。GGGは大胆だしメイウェザーは慎重。リスク許容度に差があるだけで、観察→安全確認→攻撃の手順は無自覚にやっているはずです。
話は逸れますが、フィードバックループが現象を引き起こすって僕の世界観があります。
好循環を起す
なのでボクシングに限らずですが、どうやって正のフィードバックループを起こせるか?が重要になります。
金融資産は買いが買いを呼んでバブルが形成され、売りが売りをが呼んで大暴落が起こります。
核爆発は核分裂反応が別の核分裂反応を起こすフィードバックループによって。蒸気機関の発明が連鎖反応して鉄道、経済を発展さたり、黒船襲来の連鎖反応が極短期間で日本を近代化させたり。
変化は連鎖反応によって劇的に起こります。
同じようにボクシングの成長も劇的に起こります。
核分裂の連鎖反応が臨界点を越えて爆発するように、何か些細なことを起点に正のフィードバックループの連鎖反応が劇的な変化を引き起こします。
人口増加や技術革新、経済やスポーツの成長のグラフが緩やかな直線ではなく曲線になるのはその為です。
僕が練習や技術に固執するな、と主張するのは、何が起点にフィードバックループが起こるのかは予測ができないからです。
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