こすりパンチを練習すると肩甲骨外転を保ったまま拳を加速させられるって記事の続き。
長濱式パンチ強化トレ
ニ軸とこすりパンチ
なぜ加速しやすくなるのかを考えます。
肩甲骨平面
まずは肩甲骨平面から。
肩甲骨平面上で腕を加速させたり、衝突させると力が逃げないよって話。
僕の感覚とも一致します。
これは多分、構造的に上腕骨が肩甲骨に支えられる位置に配置され力が伝わりやすくなるからで、かつその配置の時に大胸筋なのど肩周りの筋肉の伸張性の筋力発揮が合理化されるからだと感じます。
前鋸筋が腕を加速させているのではなく、前鋸筋による外転位が大胸筋などの筋力を高めいるだろうってこと。
腸腰筋がハムケツの筋力と骨格による接地を合理化するのと同じ。
インナーマッスルの役割はおそらくこれ。骨格の安定化とアウターマッスルの合理化。
この辺の考え方はまとまったら共有します。
肩甲骨平面上で腕が加速しやすい理由の一つは骨で骨を押すから。
こすりパンチの推進
次に推進方向の側面。
力学的には、同じ方向に力を加え続けると物体の速度は増して行きます。
アクセルを一瞬だけ踏むより長く踏む方が車は強く動く、と言う方が分かりやすいかもしれません。
「同じ方向に」といのが要点です。
一軸よりニ軸の加速が優れているのは、推進方向を常に一致させ、同じ方向に力を与え続けるから。
一軸は筋肉で引っ張りながら、初期の加速と違う方向へ加速度が加えられます。
ニ軸は同じ方向へ加速させます。
以上が現時点でのニ軸の合理性です。
こすりパンチだと自然とニ軸の加速になります。
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