より単純に

よもやま話トレーニング

練習を考える時は常に引き算。
今やっていることから減らせることはないか。
自分を縛り付けている制約はないか。
僕はこうやって引き算で考えます。

スポンサーリンク

引き算とパラダイムシフト

まずは無駄を減らす

引き算で考えると徐々に減らせるものがなくなって本質だけが残されます。
残された本質の構造から、それが存在する空間の構造を本能(潜在意識)が予測した時に、パラダイムシフトが起こります。

例えば二次元空間を通過する立方体には無限の形(点と線と面の様々なパターン)があり得ますが、三次元空間で認識するなら、それは立方体という一つの形しかとりません。
二次元空間で立方体を認識するよりも「三次元空間がある」と仮定する方が認識は簡単になるんです。四次元五次元も数学も物理も実際にあるかどうかは分からないけど、そうやって考えたほうが楽だよねって発想から生まれてます。

コペルニクス的回転

コペルニクスが天体の動きから世界の空間の構造を割り出したようなことです。

引き算によって無駄を削ぎ落とすと本質が現れてきます。本質が露わになると、それの振る舞いと整合する世界観が要求されますから、文字通り発想の次元が上昇(または低下)します。例えば短所と長所が一体であるという解釈は、ある特徴を見る角度の話です。短所を短所としてしか捉えられないのは生きている次元(視点)が低い(高い)から。

潜在意識レベルの思考の次元の変化が世界観の転換(パラダイムシフト)です。

手打ちも凝視も首振りも骨格立ちもニ軸も、全ては同じ泉から湧き出てくる発想です。
今以上にボクシングを簡略化する方法はないか?が無意識レベルで常にあります。
ある意味では常に自分のやり方を疑っています。
※自分は誰よりも信頼してます。疑うのはやり方。

鏡の前での反復を嫌うのは「さらに優れた方法の発見を抑制している」と常に頭の中にはあるから(顕在化はしない)です。
※自分が好きなんで、鏡を見るのは好き

フックアッパーストレートジャブの説明を一つの動作で完結させたのも、無駄を減らして捻出した資源を別の場所に投下したいから。頭の何処かにパンチは同じ動作に統一できるのではないか?という思いはありました。

手打ちは肩甲骨外転、反発などなど、やろうと思えばいくらでも局面、要素に分解できます。
ただ、それは自分や他人の動きを評価する時に要求される能力です。
実践中や練習段階では細いことは考えないように、または考えなくても良くなる方法を模索すべきです。

簡単にまとめると。
僕は面倒くさがり。今以上にやらなくて良いことを増やしたい。その為に時間、金、体力などの資源を投下している、です。

究極はパンチすら出さず覇気でノックアウト。
現実に起こせるのなら、これほど楽なことはない。

長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

スポンサーリンク
Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました