嫌がる≒ディフェンス
ジョージ・ベントンとモハメド・アリは超一流です。
彼らは「嫌がって」います。
嫌がる≒防衛本能による予測
ディフェンス≒予測
つまり、
ディフェンス≒嫌がる
なのです。
「ボクシングを初めたばかりの反応を洗練させたような動き」に見えませんか?
首をすくめたり、顔を背けたり、体を丸めたり。表情もそう。嫌がっています。
そう感じませんか。僕はそう強く感じます。
下はプルカウンターの直前です。
顔を背け、パンチが到達する前にそれを避けています。
練習で習得できるレベルを超えているとは思いませんか?

メイウェザー「パンチがくる…スリッピングッ…!」
ちょっと無理そうです。
危険な空間を予測してそこから顔を背けている(隠れる)と捉えるのが自然にに見えます。
転びそうになると、防衛本能は体のバランスを保つ為に複雑に手足を動かします。
AIもびっくりの複雑さです。そこに思考は一切挟まりません。
「重力加速度は…」「重心の位置は…」「地面との距離は…」「腕と脚の位置は…」「この筋肉の後でこの筋肉を…」「関節の動きは…」などと一々思考しませんよね。そんな風にしていたら大怪我します。
つまり、運動は基本的に自動制御されます。

あり得ない
にも関わらず、上に乗せたブラッディークロスのような技術観は支配的です。
人間の視覚的な平均反応時間は約0.25秒ですが、パンチの到達スピードはそれを上回ることが多いです。そのため、パンチを見てから避ける(防御する)のは物理的に困難であり、相手の筋肉の動きから次の攻撃を予測し、先回りして反応する力が重要となります。
Gemini
「肘を上げて〜」「スリッピングアウェーは緊急用の技で〜」「当たる瞬間に拳を回転させて〜」
などと、「意識的に体を操作している」と豪語する人とネットで遭遇したことがありますが、自慢するだけの価値のある凄まじい計算能力だと思います。それが本当ならば。
ディフェンスは防御反射です。
そして、それは何かしらの遺伝的な疾患でもない限りは大半の人には備わっているものです。
所謂天才は、この事実に気がついたか、生来的に反射が強く起こる個体だと思います。
僕は考えないことが苦手です。
それでも、それに気がつけたことには大きな意味がありました。

自動制御
思考や運動を顕在意識で操作している、というのは、恐らくは錯覚です。
「顕在的な認知の前に判断は決定している」との報告があります。
恐らくは、顕在意識は潜在意識に相乗りしているだけです。
単なる解説者、実況者です。
それはあなたの意識や体の本体ではありません。それは勝手にそうだと錯覚していますが。
あなたの顕在意識は潜在意識の決定を実況しているだけです。
実況者は所詮は実況者。体の主導権はありません。それが前面に出てくるとヒトの思考と行動は止まります。
閑話休題。
メイウェザーのプルカウンター。それは防御反射に支配された動きだと僕は考えます。

メイウェザーのローダッキングは本能的な恐怖がそうさせていると考えます。

本能は危険を一瞬で知覚し、安全な位置を一瞬で探し出し、危険から身を守る姿勢を一瞬(反射)で導きます。

顔を背けて隠れています。

GGGは相手を見ていません。体を縮こまらせて打撃可能な面積を減らしています。

顔を背けています。

初心者に始めて殴り合いをさせたような守り方に見えませんか。
パンチから顔を背けるなどの反射的な反応は否定するものではなく、むしろ自然なものとして歓迎するものです。
それはディフェンスの材料です。
それを否定して抑制しようとするから、体の機能が停止してパンチが避けられなくなります。
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