思考に現実を従わせようとする = バカ

初心者向け戦略技術運動理論
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ダウンを奪ったストレートを褒めるどころか否定するなんて。

ボクシングは喧嘩。意思の押し付け合い。人間の本能にスポーツなんて概念はない。

闘争本能を解放して屈服させるか、させられるか。それだけのゲーム。もっとシンプルでいい。

みんな大好き基本に忠実と評されるロペスも大振りで脇開いて、がら空き。
何が基本?本当にバカバカしい。

ガードの下がる一流選手を挙げれば切りがない。ガードを上げたままパンチを打つ一流ボクサーはいない。

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現実に即した考え方を用意する

マトリックスは至る所にある

時々思うんですよ。「ガード信仰」「顎引け信仰」「脇締めろ信仰」。彼らの現実はどんなものだろうと。ボクシングマガジンの写真と文字だけで想像した時代とは異なり、今はメディアが発達し、現役PFPファイターから歴史的な選手まで、見ようと思えばいくらでも機会はあります。

パッキャオのめちゃくちゃなバランスやガード、タイソンの大振り、ワイルダーのボクシングをどう彼らは説明するのか。自分の中に抱え込んだ観念と現実の矛盾をどう解消しているのか甚だ疑問です。

彼らは現実が見えていないか、見えていても理解できないのでしょう。
彼らは現実に即した世界観を用意するのではなく、むしろ現実を自らの世界観に従わせようとします。そんな風に生きようとすればするほど、現実では苦しむことになる。
これは急進的な共産主義者(共産主義を否定していない)やイスラム過激派(イスラム教は否定していない)のやり方ですね。きっと根底に流れる感情も同じ。暴力により現実を支配するテロリズム。

理想を否定しているのではありません。理想は追うべきだと僕は思います。が、現実ありきでなければならないとも思います。ガードを閉めて顎を引いて最短距離を走るハードショットが実現できれば、それは素晴らしいことです。しかし現実は魔法の国のようにあれもこれもは許してくれません。
理想を実現するための代償を要求します。

本能は知っている

きっとパッキャオもタイソンもジョーンズも常識なんて「くそ食らえ」程度にしか思っていませんよ。
そうでなければ彼らのような常識破りの動きはできません。常識はクソ、無価値です。常識を押し付けてくる他人はマトリックスの住人で社会のシステムです。彼らに従えば、あなたはシステムに取り込まれます。

「膝を曲げて、顎を引いて、常にガードを高く保つ」。
本当に常識通りに強いボクサーはいるでしょうか。僕は見たことがありません。常識ではなく現実を見なければなりません。常識を強要する彼らは社会で満たされない承認欲を、ジムという閉鎖的空間でのみ有効な権力を乱用するのとで満たしています。小さな独裁者です。

違和感や嫌悪感は必要な感情で、合理性があります。
学校や職場、メディアから流される情報に対する違和感の正体を追うことで、本当の現実が見てくると僕は考えています。

そうやって違和感や嫌悪感、欲求といった心の奥底から湧き上がってくる感情を肯定し、その流れ(フロー)に従うことこそが人のポテンシャルを発揮します。

フローを妨害するのが常識。

マトリックス脱出の合言葉は「白うさぎを追え」です。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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